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ホーチミンでフィリピン人メイドが増加?要因はベトナム人との違い

2023年06月06日(火)09時49分 公開
ホーチミンでフィリピン人メイドが増加?要因はベトナム人との違い

<写真:VnExpress>

 

ホーチミン市2区タオディエン街区在住のグエン・タイン・ニャット氏(35)によると、過去5年間で目に見えて外国人家政婦の数が増加している。

 

同氏の周辺には様々な外国人が居住しているが、乳母や家政婦などの家事手伝いとして働く外国人の大半がフィリピン人である。

 

タオディエン街区人民委員会のチャン・フオン・ナム副委員長によると、同街区には109の国・地域出身の外国人8600人以上が居住している。

 

そのうち376人が滞在許可証と労働許可証を取得したフィリピン国籍保持者で、フルタイムの家事手伝いとして登録されているフィリピン人は84人である。

 

VnExpressの調査によると、同市で家事手伝いに従事する外国人は主に7区とトゥードゥック市で20〜30人規模で固まって生活している。

 

同街区で家政婦として働くフィリピン人のカレンさんによると、ベトナムでは家政婦がおしんと呼ばれており、同街区は「外国人おしん村」と呼ばれるほどフィリピン人家政婦が多い。

 

フィリピン人家政婦の多くが同様のキャリアパターンを持っており、大半が外国人家庭の家政婦として働き、外国人家庭が帰国した後にベトナム人家庭で家政婦を始めている。

 

外国人家族の下で家政婦をしていたカレンさんも現在はベトナム人家庭の下で働いているが、仕事内容は主に雇い主の娘である3歳女児の世話と掃除で、子どもの世話として、英語教育、衛生・安全・マナー教育、宿題の監督、寝かしつけ等を行う。

 

カレンさんの報酬は月に1500万~2000万ドン(約8万9000〜11万9000円)で、ベトナム人家庭も外国人家庭もほぼ同等の報酬となっている。ベトナムでの家政婦報酬はフィリピンにおける同職より低いが、ベトナムは物価が安いため、より多くの金額を貯蓄に回すことができるという。

 

フィリピン人家政婦を雇用するチャン・タイン・フオン氏(30)によると、仲介業者から派遣されるベトナム人家政婦は無責任で直ぐに辞めてしまうが、フィリピン人をはじめとする外国人家政婦はプロ意識が高く、注意されなくとも責任感を持って自発的に行動する。

 

フィリピン人家政婦はベトナム人家政婦とは違い、洗濯時には濃い色と薄い色の服を分けて洗い、服やベッドシーツ、下着に至るまで丁寧にアイロンを掛けてくれ、仕事が終わったからといって勝手に帰ることはないという。

 

同市7区フーミーフン街区に住むグエン・トゥー・チャン氏(35)もベトナム人家政婦とフィリピン人家政婦に対して同様の経験と意見を持っており、同氏は月2000万ドン(約11万9000円)でフィリピン人家政婦を雇用した。

 

また、ベトナムでの家政婦生活はフィリピン人からの満足度も高く、同街区で働くフィリピン人家政婦のローズマリーさん(59)は「ベトナムで働いて幸せ。安定した仕事と収入があるため、フィリピンにいる子どもたちが以前よりも良い生活を送れている」と話している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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