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ホーチミン市の高校で喫煙、教頭が生徒を平手打ち
<写真:Bao Phu Nu>
ホーチミン市の高校で教頭が学校内での喫煙を理由に、12年生の生徒を平手打ちする事件が発生した。
トゥードゥック市のダオ・ソン・タイ高校のホアン・ティ・ハオ校長は、生徒がグエン・ヴァン・ガイ教頭から平手打ちされたことを明らかにしている。
オンラインフォーラムの投稿では、この平手打ちの影響で生徒の鼓膜が破裂したとされているが、ハオ校長の発言によると、生徒は耳鳴りを訴えただけで、通常通り登校しているという。
ハオ校長は生徒の両親と話し合いを行なった際、生徒の鼓膜が破裂していないことを確認したと述べ、事件の背景は該当生徒が電子タバコの写真をネットに投稿したことが発端であると説明した。
生徒は当初電子タバコの使用を否定するとともに、「自分の人生は自分で決める」と発言していた。
これが教頭の怒りを買い、平手打ちを受けたという。
その後、生徒は喫煙の事実を認め、教頭に対して謝罪と再発防止を誓った。
また、教頭も生徒に対して自らの行動を謝罪している。
ハオ校長の情報によれば、この生徒は10年生の時から喫煙の習慣があり、過去にも学校内での喫煙で何度か指摘を受けていた。
ハオ校長は「教師が生徒に暴力を振るうことは許されない。学校は今回の事件から学び、教頭の業績評価にこの事案を反映させる」と述べた。
教育訓練省の規定では、学校でのタバコ、アルコール、覚せい剤、中毒性物質の売買や使用は禁止されている。
ベトナムでは電子タバコの使用が増加しており、学生の電子タバコ問題は深刻な状況である。
今年4月、ハノイ市のハドン高校では10年生と11年生の4人が電子タバコと他の物質を摂取した後、健康問題を起こして入院した。
また、同市では2022年12月にも3年生8人が電子タバコの影響で入院した事例がある。
2019年の世界保健機関(WHO)の報告によれば、ベトナムの21の地域を対象とした調査で13~17歳の生徒のうち2.57%が電子タバコを使用していることが明らかになった。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。