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ベトナムにおける結核の現状、推定で毎年約17万人が感染

2023年10月06日(金)11時58分 公開
ベトナムにおける結核の現状、推定で毎年約17万人が感染

<写真:Nguoi Lao Dong>

 

ベトナムにおける結核の現状は深刻であり、同国は結核の病負担が高く、多剤耐性結核の発生率に関して世界で11位に位置している。

 

年間で見ると、ベトナムでは約16万9000の新規結核症例が発生し、多剤耐性症例は8900件、死亡症例は約1万4200件と推定される。

 

結核の患者層に目を向けると、41〜50歳の労働者が最も多く、約40%を占める状況で、次いで、21〜30歳と31〜40歳の年代は、それぞれ約16%の患者数を有している。

 

しかし、これに対する取り組みも進行中である。現行の結核の診断方法には限界が見られ、特に結果を得るまでの時間や、診断の精度に課題が指摘されている。

 

そのため、新しい検査方法の研究と開発が急募され、喀痰以外のサンプルを使用する方向での取り組みが始まった。

 

この新しい試みとして、健康政策戦略研究所のホアン・ティ・ミー・ハイン博士は、舌の細胞や尿を用いた新しい結核の診断方法を複数の医療機関で試験している。

 

ハノイ市、ホーチミン市、ダナン市、アンザン省では、この新しい方法を中心とした結核の新規感染や再発の症例に関する試験が実施中である。

 

この新しい方法は、既存の方法よりも迅速にサンプルを取得でき、感染のリスクも低い。また、特定の患者層、例えば重症患者や喀痰を排出できない高齢者、子供、HIV患者などに特に適しているという。

 

結核の診断と治療に関するこれらの新しい取り組みは、ベトナムの結核対策の進展において重要なステップとなると期待されている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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