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ハザン省の石餅、硬そうで柔らかい新トレンド
<写真:tuoitre.vn>
ベトナムではハザン省の石餅(bánh đá Hà Giang)がSNS上で話題となっている。
この色とりどりの餅は、叩くと石のように硬い音がするが、揚げると柔らかくてカリカリとした食感が楽しめるという。
外見は韓国のトッポッキに似ているが、実際にはハザン省の伝統的な特産品である。
TikTok上の一部のユーザーは「名前からして石と戦う覚悟が必要そう」と驚きを表している。
また「外国の料理に見えるが、実はベトナムの特産品なのか」と驚きの声もある。
ハザン省の山岳地帯では、長い間石餅(別名:bánh Lơ khoải)が特産品として親しまれてきた。
これはダオ族やヌン族によって作られ、祭りや正月などの伝統行事でよく見られる。
伝統的な石餅は、丸くて大きなレンガのような形をしており、家の近くの小川に置いておくと、数か月後には食べられるようになるという。
この保存方法は、かつて電気や冷蔵庫がなかった高地で食糧を長持ちさせるために考案されたものである。
収穫期に多くの食料を保存し、必要なときに取り出して食べるというものであった。
石餅の製作は非常に手間がかかる。ダオ族やヌン族は、収穫後に選別した香りの良い米を用い、粳米と糯米を一定の割合で混ぜ、水に4~5時間浸けてから乾燥させ、粉にする。
粉を蒸してから杵でついて粘りを出し、すばやく形を整える。形を整えた餅は冷却してから箱に入れ、わらで3日間発酵させる。その後、小川に浸けて保存する。
色とりどりの石餅は、パンダンの葉やアカネの葉、バタフライピー、ターメリック、ガックなどの天然の葉を使って着色される。
TikTokでは、石餅のさまざまな食べ方が紹介されている。最も一般的な方法は、熱い油で揚げるか炭火で焼くことである。
こうすると、外はカリカリ、中はもちもちとした食感が楽しめる。韓国のトッポッキに似た味わいであるという。
石餅は、魚醤やチリソース、特に練乳と一緒に食べると美味しいと言われている。さらに、石餅を細く切り、生姜と黒砂糖で煮たスープに入れる方法もある。
これは、もちもちとした食感と生姜の風味が楽しめる独特な料理である。
また、若者たちは石餅を辛いソースと一緒に煮込むか、スープの具材として食べることもあるという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。