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航空機不足の状況、25年末まで続く見通し
<写真:doanhnghieptiepthi.vn>
ベトナム航空のCEOであるレー・ホン・ハー氏によると、エンジントラブルが主な要因となって航空機不足が続いている状況は、2025年末までに徐々に解消される見込みであるという。
21日に行われた株主総会で同氏は、同社の航空機の不足が深刻であることを説明した。
Pratt & Whitney製エンジンを搭載したAirbus A321neo機のエンジントラブルにより、ベトナム航空はこの主力機11機を運航停止せざるを得ない状況にある。
世界的に約3500基のPratt & Whitneyエンジンが点検と保守のためにリコールされており、その修理期間が通常の90日から250〜300日に延びている。
同氏によると、Pratt & Whitney製エンジンだけではなく、Airbus A350やBoeing B787などのワイドボディ機に使用されるエンジンも影響を受けており、これらの機体も保守のために運航停止になる必要がある。
同社は今後、2〜4機のAirbus A350を地上に置かなければならない可能性があり、総計で13〜15機が運航停止となる見込みとなっている。
世界的な航空機需要が依然として高水準であるため、同氏は航空機不足が2025年以降も続く可能性があり、2026年から2027年にかけて解消されると予測する。
航空機のリース料は以前と比べて20〜30%上昇しており、AirbusやBoeingに新機を注文した場合、納入は2030年から2031年になる可能性がある。
この不足を補うため、同社は多くの対策を講じており、需要が低い路線の一時停止や頻度削減、フライトスケジュールの再編成などを行い、運航効率を最大化している。
また、一部の機体をウェットリースして、ピーク時には2機を追加リースし、年末までにさらに5機をリースする計画も進めている。
同社は中国が開発・製造したC919機にも注目しているが、C919は米国や欧州の認証をまだ取得していない。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。