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ジフテリアで女子学生が死亡、接触者119人が隔離

2024年07月10日(水)07時00分 公開
ジフテリアで女子学生が死亡、接触者119人が隔離

<写真:baobacgiang.vn>

 

ゲアン省キーソン郡職業教育センターに通う女子学生(18)がジフテリアにより死亡し、接触した119人が隔離観察されている。

 

8日午後、同省疾病管理センター(CDC)は、7月5日に約10日間の病気の後に死亡した女子学生についての情報を発表した。

 

これは2024年に同省で初めて確認されたジフテリアによる死亡例である。

 

接触者はキーソン郡とトュオンズオン郡に存在する。キーソン郡職業教育センターで患者と密接に接触した7人のうち、2人がバクザン省に移動し、そのうち1人はジフテリアに陽性反応を示した。

 

陽性反応を示したのは、死亡した患者と同室であった女子学生(18)で、現在はハノイ市の中央熱帯病病院で治療を受けている。

 

ゲアン省CDCは接触者の検体を採取し、中央衛生疫学研究所に検査を依頼した。また、迅速対応チームが感染源を遮断するために感染が確認された地域に派遣された。

 

接触者は隔離され、7日間の抗生物質予防治療を受けるとともに、最後の接触から14日間健康観察が行われる。

 

保健当局はリスクのある地域での予防接種状況を確認し、ジフテリアワクチンの追加接種を実施する計画を立てている。

 

ジフテリアは呼吸器を通じて迅速に拡散する感染症である。今回は患者と接触した人々が広範囲に移動しており、感染拡大のリスクが高まっている。

 

亡くなった女子学生は6月26日の高校卒業試験を受ける前に発熱、咳、喉の痛み、声のかすれを訴え、自身で購入した薬を服用していた。

 

7月1日にキーソン郡医療センターを訪れ、喉の潰瘍と膿性扁桃炎と診断され、ジフテリアの診断を受けた。

 

医師は上位病院への転院を勧めたが、経済的理由から家族が同郡医療施設での経過観察を希望した。

 

7月4日に女子学生の症状が悪化し、ゲアン省総合友好病院に移送されたが、敗血症性ショック、ジフテリア、心筋炎の合併症、多臓器不全の状態で翌朝に息を引き取った。

 

疫学調査の結果、女子学生は卒業試験期間中、バクザン省から帰省した別の女子学生と同室であったことが判明し、検査でジフテリアに感染していることが確認された。

 

ジフテリアは急性細菌感染症であり、扁桃腺、喉、喉頭、鼻に偽膜が形成されることが特徴で、皮膚、結膜、生殖器にも発生することがある。

 

軽度の発熱、声のかすれ、咳などの症状があり、喉や喉頭の偽膜が気道を塞ぎ、呼吸困難や死亡を引き起こす可能性があり、致死率は5〜10%となっている。

 

ジフテリアは感染力が強く、呼吸器や感染者の分泌物を含む物品を介して直接感染する。潜伏期間は約2週間であり、この間に他人に感染させる可能性がある。

 

保健省予防医学局は女子学生の死亡を受け、保護者に対して子供にジフテリアワクチンを適切に接種させるように呼びかけている。

 

また、石鹸での手洗い、咳やくしゃみをする際の口の覆い、日常の体、鼻、喉の清潔を保つこと、感染者や疑わしい者との接触を避けること、住居の通風と清潔さを保つことが推奨されている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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