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洪水後のベトナム北部、結膜炎の流行に注意
<写真:tuoitre-vn>
洪水後には結膜炎が流行するリスクが高まるため、ベトナム北部では予防策が重要となっている。
バクマイ病院の眼科副部長であるフン・ティ・トゥイ・ハン医師によると、洪水による水浸しの環境では、湿度が高く気温が20〜30度に達し、細菌やウイルスが活発に繁殖しやすくなる。
結膜炎の発症リスクは、清潔な水の不足している地域や、15歳以下の子供や60歳以上の高齢者において特に高まる。
この疾患は非常に感染力が強く、大規模な流行を引き起こすことがある。
原因は主に細菌やウイルスであり、肺炎球菌、ブドウ球菌、連鎖球菌などが急性結膜炎を引き起こすことがある。
また、アデノウイルスも多く見られ、これは特に呼吸器感染経由で伝播しやすく、長時間環境中に生存可能なため、大規模な流行を引き起こす可能性もあるという。
結膜炎は、感染源に接触してから2〜3日後に目のかゆみ、赤み、光を嫌う症状、涙目、目やにが出るなどの症状が現れる。
特に朝起きた際に、目やにが多量に出てまぶたがくっついて開けづらくなることが多い。
最初は片目だけに症状が出るが、数日後にはもう片方の目にも感染が広がる。症状が重い場合、角膜に炎症が広がり、視力低下や長期間の治療が必要となることもある。
子供の場合、免疫が未熟で眼周囲の組織が緩いため、重篤な腫れや炎症を引き起こすことがあり、治療が大人よりも困難で長期化することが多い。
結膜炎は、感染者の涙や目やにを介して他人に伝染する。感染者が目をこすった後、共用の物に触れることで感染が広がる。また、集団プールなどでも感染リスクが高まる。
感染を防ぐためには、感染者は学校や職場を休み、他人との接触を避けることが重要である。
使い捨ての綿やガーゼを適切に処理し、顔を拭くタオルを石鹸で頻繁に洗い、日光で乾かす習慣も必要である。
また、家や職場の衛生管理も徹底し、眼鏡やコンタクトレンズの使用に注意を払うことが求められる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。