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ハノイ市中心部で約150体の人骨、排水工事中に発見
<写真:docnhanh.vn>
ハノイ市ドンダー区クアンチュン街区タイソン通り167番路地で、排水システム工事中に150体近い遺骨が発見された。
この発見は約2週間前に報告されているが、遺骨は現在も現場に留め置かれている。
遺骨が発見されたのは、排水工事が進められていた地中約1mの深さであった。
遺骨は新しい骨壺に移し替えられ、防水シートで覆われた上でフェンスで囲まれている。
発見当初から工事は一時中断され、現場は厳重に管理されている。
クアンチュン街区人民委員会によると、遺骨が発見された場所はかつて無名の墓が多数存在する墓地であった。
この地域では過去にも建設工事中に遺骨が見つかることがあり、今回のケースは珍しいものではない。
遺骨の移送が遅れている理由について、当局は適切な手続きを踏む必要があると説明している。
クアンチュン街区人民委員会によれば、遺骨発見後は公式告知が行われ、30日間待機期間が設けられる。
この期間内に遺族が現れない場合、関連機関と協力して適切な墓地へ移送する方針である。
2015年にも同街区で約200体の遺骨が掘り出され、ハノイ市の指示の下でバヴィ郡のイエンキー墓地へ移送されていた。
地元の高齢住民によると、今回の発見現場周辺はかつて大規模な墓地が存在していた。戦時中にハノイ市中心部から同街区に墓地が移設された歴史もあるという。
さらに、近隣の建設プロジェクトでは過去に多くの墓が掘り起こされており、特に大学キャンパス建設時には多くの遺骨が移送されたとされる。
現在、当局は告知期間を経て遺骨を正式に墓地へ移送する準備を進めている。工事はその後再開される予定であり、周辺住民に対しても状況の詳細が説明される見通しである。
遺骨発見は過去の地域の歴史を改めて浮き彫りにするものであり、慎重かつ適切な対応が求められる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。