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済州島でベトナム人観光客38人が行方不明、入国管理に課題

<写真:thanhnien.vn>
韓国の済州島でベトナム人観光客38人が11月14日に到着した後に行方不明となっており、地元当局は観光客らが当初から不法滞在を目的としていた可能性を疑っている。
韓国の聯合ニュースによると、行方不明となった38人はベトジェットでニャチャン市から済州島に到着した一団である。
11月17日に帰国予定であったが、予定日に空港に姿を見せず、連絡も取れなくなった。
済州島は64カ国の市民に対し最長30日間のビザ免除制度を適用しており、ベトナムもその対象国に含まれる。
この政策は観光客誘致を目的としているが、不法滞在を試みる人々による悪用の温床にもなっている。
済州島の入国管理局は失踪した観光客の捜索に向けた特別チームを編成し、行方を追っている。
規定で38人は12月14日までに済州島を離れる必要があり、それを過ぎれば不法滞在者として取り締まりの対象となる。
韓国の法律に基づき、罰金や強制送還などの処罰が科される可能性がある。
地元関係者は「この事件はビザ免除プログラムの信頼性に悪影響を及ぼし、済州島の観光地としてのイメージも損なう」と懸念を示している。
今回の事件は初めてのケースではなく、近年同様の問題が繰り返されており、2022年9月には韓国・江原道でベトナム人約100人が、ビザ免除プログラムで入国後行方不明になった。
2018年や2016年にも多くのベトナム人観光客が失踪している。
このような事件は、ベトナム国民の国際的な評価に影響を与えるだけではなく、韓国の観光政策にも負の影響を及ぼすものである。
ベトナム国内でも一部の市民が観光政策を悪用している現状に対し、政府が管理体制の強化を求められている。
韓国とベトナムの両国にとって、このような事態を防ぐための協力体制が急務である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。