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ベトナムの牛肉のフォー、美食ランキング100で93位に選出
<写真:giaoducthoidai.vn>
ベトナムを代表する料理であるフォー・ボー(牛肉のフォー)が、美食専門サイトTaste Atlasによる2024年の「世界で最も美味しい料理トップ100」にランクインした。
しかし、順位は93位と下位にとどまり、ベトナム料理として唯一のエントリーであった点が注目された。
このランキングは、1万1258種類の料理に対する36万7847件の評価をもとに作成されたものである。
ランキングの第1位に輝いたのは、コロンビアの伝統料理「レチョナ(lechona)」である。
豚肉に豆や玉ねぎを詰め、豚の皮で包んでじっくり調理したこの料理は、クリスマスや新年といった特別な行事で楽しまれる一品である。
続く2位にはイタリアの「ピザ・ナポリターナ」、3位にはブラジルの「ピカーニャ(picanha)」がランクインしており、それぞれの国を象徴する料理が上位を占めた。
一方、このランキングは公開直後から議論を呼び起こしている。
米国のニューヨーク・ポストは、Taste Atlasの選考基準について「主観的すぎる」と批判し、選外となった国々から不満の声が上がっていると報じた。
また、ランキングの不透明な評価基準に疑問を呈する声も多い。
フォー・ボーは4.4点の評価を受け、アジアの料理としては比較的控えめな順位となった。
一方で、タイやインドネシアの料理はトップ10にランクインし、アジア美食文化の存在感を示した。
例えば、タイの「パナンカレー」やインドネシアの「ラウォン(牛肉スープ)」は高い評価を受けており、それぞれの国の料理がアジアを代表する位置づけとなっている。
Taste Atlasのランキングはその基準に批判があるものの、各国の多様な料理に焦点を当て、食文化の多様性を再認識させる試みとして注目されている。
ベトナム料理は近年、国際的な評価を高めつつあるが、今回のランキングでは控えめな結果に終わった。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。