おすすめのプロモーション
ニャチャンで高額ボッタクリ、会計は2000万ドン超
<写真:danviet.vn>
ニャチャン市タンティエン区にある飲食店Aroma Beachが、中国人観光客に対する過剰請求の疑いを受け、看板を撤去し、営業を一時停止した。
地元当局はこの問題を重く受け止め、調査を開始する方針である。
現地メディアによると、5日朝時点で同店はすべての看板を撤去し、店の扉を閉じていた。周辺住民によれば、撤去作業は同日早朝に短時間で完了したという。
問題の発端は2月3日、中国のSNS「小紅書」に投稿された観光客の告発である。投稿によれば、同店で食事をした際、極めて高額な請求を受けたという。
請求書の内訳には、焼きナスが190万ドン(約1万1655円)、空心菜のニンニク炒めが50万ドン(約3070円)、フォーが1杯32万5000ドン(約1990円)、白米が25万ドン(約1530円)、ソフトドリンクやビールが1缶10万ドン(約610円)と記載されていた。
さらに、シーフードの炒め物や蒸しエビなどの料理は24万8000〜120万ドン(約1520〜7360円)と高額で、合計請求額は2000万ドン(約12万2700円)を超えている。
そのうち、食事代が約1600万ドン(約9万8160円)、さらにテト(旧正月)特別料金として470万ドン(約2万8835円)が加算されていた。
店主のホー・バン・タム氏は「観光客約20人が来店し、それぞれの料理を1人前ずつ注文したが、スタッフが『1人前の量は少ない』と説明したため、20人分を注文することになった」と釈明した。
会計時、客側は「メニュー通りの価格で請求すべきである」と抗議し、交渉の結果、最終的に半額を支払うことで合意したという。
テト特別料金については、酒類や飲料の持ち込み料として事前に合意していたと主張している。
ニャチャン市では、過去にも観光客への不当請求が問題となっていた。
2024年半ばには海鮮レストラン「Thanh Sương」が価格表示の不明瞭さや適正価格の逸脱によって当局から2度にわたり、2100万ドン(約12万8835円)と3400万ドン(約20万8590円)の罰金を科された例がある。
今回の騒動を受け、市内の観光業関係者やSNS上では批判の声が高まっており、「観光都市としての信頼が損なわれる」「価格表示の透明化が必要である」といった意見が多く寄せられている。
ニャチャン市人民委員会のチャン・ミン・チエン委員長は「事態を把握しており、合同検査チームを派遣して調査を行う」と述べており、今後の対応が注目される。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。