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ブンリュウ3杯で120万ドン、ハノイの店舗が営業停止処分
<写真:laodong.vn>
ハノイ市ハイバーチュン区バックコア街区人民委員会のホアン・ティ・トゥエット・ラン委員長は、テト(旧正月)初日に3杯のブンリュウを120万ドン(約7455円)で販売した店舗の営業を一時停止したことを明らかにした。
1月31日夜、ラン委員長は地元メディアの取材に対して「情報を把握次第、直ちに地区の警察に指示を出し、1月29日夜にバックマイ通り54番地のブンリュウ店が3杯で120万ドン(約7455円)を請求したとの報告について調査を開始した」と述べた。
営業停止の措置は事実関係を確認するためのものであり、現在、店主や関係者への事情聴取が進められている。不当な料金請求、いわゆる「ぼったくり」が確認された場合、法令に基づき厳正に対処する方針である。
ラン委員長は「営業停止の目的は調査を徹底し、顧客とも連絡を取って詳細を確認することである。調査結果は警察に報告され、必要に応じてさらに対応を進める」と説明した。
店主は事情聴取に協力的で「誤解を招いた」との認識を示している。店側の説明によれば、通常の価格は1杯4万ドン(約250円)であるが、冗談で1杯40万ドン(約2500円)と告げたところ、客がそのまま電子決済で支払ってしまったという。
近隣住民の証言によれば、店主は以前から客に対して冗談交じりに高額な価格を伝えることがあったという。今回も同様の軽い気持ちで言ったものの、実際に支払いが行われるとは思っていなかったとのことである。
この件は、被害を受けた女性のSNS投稿によって広まり、多くの関心を集めた。投稿者のトゥ・グエット氏は、父と兄と共に夜食をとろうと同店を訪れ、価格を確認せずに注文したところ、会計時に3杯で120万ドン(約7455円)を請求されて驚いたという。
グエット氏は「テト期間中に外食する際は事前に価格を確認した方が良いという教訓になった。私はもうバックマイ通り54番地の店には2度と行かない」と投稿した。
これに対し、店主の妹と名乗る人物が「当店の最高価格は1杯6万ドン(約370円)であり、120万ドン(約7455円)という請求はあり得ない」と反論し、投稿が事実無根であるとして警察への届け出を求めた。
しかし、顧客側が電子決済の証拠を提示すると、店側は誤りを認め、返金を申し出た。店主はSNS上で謝罪し、顧客に直接謝罪したい意向を示しているが、まだ連絡は取れていないという。
ラン委員長は「冗談であったとしても、テト初日の客に対して不適切な行為であり、教訓とすべき事例である」と述べ、店主に対して早急に顧客と連絡を取り、問題を解決するように指示した。
ハノイ市当局は今後も飲食店の価格設定に関する監視を強化し、不正な料金請求が発覚した場合には厳格に対処する方針である。
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