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旧市街・ホアンキエム湖周辺、大型車両の通行制限を試行

2025年02月12日(水)07時00分 公開
旧市街・ホアンキエム湖周辺、大型車両の通行制限を試行

<写真:danviet.vn>

 

ハノイ市人民委員会は2025年3月より、旧市街およびホアンキエム湖周辺の特定の道路において、16人乗り以上の自動車の通行を時間帯別に制限する試験運用を開始することを決定した。

 

この措置はハノイ市運輸局の提案に基づくもので、試行期間は3月1日から6カ月間となる。

 

対象の時間帯は午前6時30分から8時30分および午後4時30分から6時30分であり、バスや学生送迎車両を除く16人乗り以上の自動車の通行が制限される。

 

ハノイ市は試行期間終了後、効果を検証し、本格導入の可否を判断する方針である。

 

通行制限の対象となるのは、旧市街中心部およびホアンキエム湖周辺の主要道路で、ハノイ市当局はこの交通規制を補完するため、バーチウ通りとチャンニャットズァット通り、フンフン通り、ドンスアン市場の4カ所に交通中継拠点を設置する。

 

これらの拠点からの移動には化石燃料を使用しない車両が導入される。

 

ハノイ市運輸局によると、この措置は旧市街の交通渋滞を緩和し、特にラッシュアワー時の混雑を軽減することを目的としている。

 

また、排出ガスの削減による環境改善や住民の健康維持にも貢献するという。

 

さらに、歩行者に優しい都市空間を創出し、観光客が安全かつ快適に旧市街を散策することが可能な環境を整備する狙いもある。

 

ハノイ市当局は観光客が電動車両などの環境に優しい交通手段を活用し、旧市街を巡ることが可能な仕組みを構築する考えであるという。

 

一方で、大型車両の通行規制は旧市街に多く存在するホテル経営に一定の影響を与える可能性がある。

 

ホアンキエム区人民委員会の調査によると、区内には138の宿泊施設があり、通行制限の導入により、送迎の方法や時間調整が求められることが予想される。

 

ハノイ市は旧市街とホアンキエム湖周辺を「低排出ゾーン」とする計画を進めており、将来的には化石燃料を使用する車両の進入を全面的に禁止する方針である。

 

これに伴い、市民にはガソリン・ディーゼル車から電動車両への移行を支援する施策が検討されている。

 

今後、ハノイ市当局は試行期間中の効果を分析し、都市の持続可能な発展と観光産業のバランスを考慮した上で、最終的な政策決定を行う見通しである。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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