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ベトナム南部の天気、2月中に寒気の影響で冷え込み
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<写真:tuoitre.vn>
ベトナム南部では2月中にさらに2回の寒気が流れ込む見通しであり、南部水文気象台によれば、北部からの寒気の影響でホーチミン市を含む南部各省・市では、夜間や早朝の気温が引き続き低下し、肌寒い状態が続くと予測されている。
ここ数日、ホーチミン市では朝晩の冷え込みが強まり、外出時に寒さを感じる市民が増えている。
特に夜間はエアコンや扇風機を使わずに過ごす家庭も多く、例年にない寒さとなっており、ホーチミン市では最低気温が20度に達するなど、テト(旧正月)後としては珍しい冷え込みが記録された。
ホーチミン市の省轄市であるトゥードゥック市に住むチャンさんは「例年テト後は暑季に入り、朝から夕方にかけて乾燥し、蒸し暑くなるのが普通であるが、2025年はテト前後を通じて朝晩の冷え込みが続き、外出時に上着が必要なほど」と話した。
過ごしやすい気候ではあるが「異常気象ではないか」と懸念する声も上がっている。
南部水文気象台によれば、最近の寒さは北部からの大陸高気圧(寒気)の南下によるものである。今後寒気は東へ移動し、2月13日頃に再び勢力を強めた後、徐々に弱まると予測されている。
一方、赤道低圧帯の位置は大きく変わらず、中部上空にある亜熱帯高気圧も安定しているため、最低気温は徐々に上昇し、暖かさが戻る見込みである。
ただし、2月中にさらに2回の寒気が南下し、ホーチミン市では再び肌寒い日が訪れる可能性があるが、今回のような顕著な気温低下は予想されていない。
さらに、2月以降、ホーチミン市周辺の河川や運河、南部の主要河川では塩分濃度の上昇が予測されており、淡水不足への懸念が高まっている。
南部水文気象台は、塩害による自然災害リスクが「レベル2」に達すると警告している。
塩害は3月まで続くとみられ、ロングアン省、ティエンザン省、ベンチェ省、チャヴィン省、ソクチャン省、バクリエウ省、ハウザン省、キエンザン省、カマウ省などで住民の生活や経済・社会活動に影響を及ぼす可能性がある。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。