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長崎とホーチミン、チャーター便の運航を検討
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<写真:tuoitre.vn>
長崎県の外務・文化・観光部門は13日、ベトナムの新聞であるトイチェおよび旅行会社のVietravelと会談し、長崎県とホーチミン市を結ぶチャーター便の運航を検討していることを明らかにした。
長崎県の人口は約140万人で、新型コロナウイルスのパンデミック後、県内では多くの投資が行われ、観光業の発展が進められている。
長崎県はパンデミック後に大きく変化しており、ホーチミン市との間にチャーター便を開設することは、双方にとって発展の機会となるという。
Vietravelのフイン・ファン・フォン・ホアン副社長によると、同社はこれまでに高松県や福島県へのチャーター便を運航してきた。
2024年にはホーチミン市と高松県・福島県を結ぶ計10便のチャーター便を実施し、そのうち6便は高松県向けであった。
ホアン副社長は「長崎県はVietravelのツアー実績があるため、新しい目的地ではない。しかし、チャーター便を直行で運航すれば、より魅力的な旅行商品となる」と評価する。
さらに、運航開始の適切な時期として、ベトナムの南部解放・国家統一50周年である4月30日、日本のお盆である8月、年末年始の3つの期間を挙げた。
トイチェのチャン・スアン・トアン副編集長は、チャーター便の運航が観光需要の喚起だけではなく、長崎県とホーチミン市の経済・投資交流の強化にもつながると指摘する。
トアン副編集長は「トイチェはベトナム市場向けに長崎県の魅力を広く伝えることが可能である。また、Vietravelを通じた投資促進ツアーの実施により、日本の製品をベトナム市場へ、ベトナムの製品を日本市場へと広げる役割を果たせる」と述べた。
日本政府観光局(JNTO)によると、2024年のベトナム人訪日客数は62万1100人に達し、前年比8.2%増、2019年比では25.5%増となった。
2025年も引き続き高水準の成長が見込まれており、日本への観光需要の高さがうかがえる。
長崎県とホーチミン市を結ぶチャーター便の開設は、こうした需要のさらなる拡大につながる可能性がある。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。