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アヒルの生血料理に注意、女性が敗血症性ショックで重症化

<写真:vuthu.thaibinh.gov.vn>
ハノイ市において、自家製のアヒルの生血料理「ティエットカイン」を摂取した43歳の女性が半日後に敗血症性ショックを発症し、重篤な状態に陥っていたことが明らかとなった。
タムアン総合病院の発表によれば、患者は食後に嘔吐、発汗、頭痛などの症状を訴え、搬送時には高熱と著しい血圧低下(75/40mmHg)が見られた。
輸液治療にも反応が見られず、ただちに血管収縮剤と抗生物質による集中的な治療が開始された。
各種検査の結果、脳や髄液には異常は見られなかったが、重度の感染症に加え、急性肝障害および凝固機能の異常が確認されたという。
多臓器不全のリスクが高かったため、連続的血液浄化療法が実施された後、治療の効果が表れ、12時間後には症状が改善、24時間後には血圧が安定し、感染症および肝機能も回復に向かった。
血液培養の結果、セラチア・リクエファシエンス(Serratia liquefaciens)というグラム陰性菌が検出された。
この菌は自然界に広く存在し、健康な人に対しては通常無害であるが、免疫力が低下した場合には重篤な感染症を引き起こす可能性があるとされる。
患者は「自宅で飼育していたアヒルなので安全だと思った」と述べており、同じ料理を食べた家族の中で重症化したのは本人のみであった。
担当医師は「迅速な救急搬送と適切な治療によって後遺症を回避できた」と強調し、現代医療機器の活用が患者の回復に大きく寄与したと評価した。
医療機関は生血や加熱が不十分な食品の摂取を控えるように強く警告している。
とりわけティエットカインには豚連鎖球菌や寄生虫、インフルエンザウイルスなどの病原体が含まれる可能性があり、完全に加熱しなければ安全は保障されないとされている。
万が一異常を感じた場合は、速やかに医療機関を受診することが推奨される。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。