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韓国農業労働を目指すベトナム人、深夜からビザ申請に長蛇の列

<写真:dantri.com.vn>
韓国での季節農業労働を目指すベトナム人労働者たちが、ホーチミン市にある韓国ビザ申請センターに深夜から集まり、長蛇の列を作った。
中には250km以上の距離をバイクで移動し、徹夜で順番を待つ者もおり、その過酷さが話題となっている。
ビントゥアン省から来た49歳の男性によれば、午前3時に到着した際には、すでに150番目であった。
0時から並ぶ人も多く、寝ずに待つしかないという。申請センターの周囲では、地面に紙を敷いて寝る人々の姿も見られ、その過酷な状況が浮き彫りとなっている。
同男性は家族4人で韓国への農業派遣を目指しており、申請手続きに約4000万ドン(約23万5500円)を投じた。
手続きを自力で行うのは困難なため、専門業者のサポートを受けており、一人あたり650万ドン(約3万8350円円)の支払いが必要であったという。
一方、以前にも韓国での労働経験を持つキエンザン省出身の45歳の男性は、より安価に手続きを済ませていた。
知人の支援によって約1000万ドン(約5万8900円)で準備を整え、家族と共に夜通しバイクで移動した。
この男性によれば、2024年より申請者が増えており、想像以上に時間がかかったという。
韓国での農業労働は月収5000万ドン(約29万4500円)に達することもあり、ベトナム人労働者にとっては「夢の職」とされる。
労働環境は厳しいが、誠実に働けば1日あたり1万ウォン(約1030円)のボーナスが支給される制度もあり、多くの労働者が希望を抱いて挑戦している。
韓国政府は外国人労働者制度「EPSプログラム」に基づき、農業や製造業分野での労働者を募集している。
2025年第1回の選抜では3300人分の枠が設けられており、2024年には約4万5000人が試験に参加し、1万5400人が選抜された実績がある。
2024年7月時点で、韓国に滞在するベトナム人労働者は約12万人に達しており、その半数近くがEPS制度を通じて派遣された者であった。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。