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安価なベトナム製品、国際EC市場で高評価

2025年04月09日(水)07時00分 公開
安価なベトナム製品、国際EC市場で高評価

<写真:vnbusiness.vn>

 

米アマゾンをはじめとする国際的な電子商取引(EC)プラットフォームにおいて、ベトナム製の日用品や雑貨が注目を集めている。

 

竹製のカフェフィルターやハーブティー、ハンドメイド石けん、天然素材のバススポンジなど、単価が低く小ロットで販売可能な商品が中心であるが、全体としては高い売上を記録している。

 

特に米国市場においては、化学物質を使用せず、手作業で仕上げられた天然素材のバス用品が高評価を得ており、アマゾン上では5つ星評価が相次いでいるという。

 

これらに加えて、ベトナム産のコーヒー、ハーブシャンプー、スキンケア用品、手工芸品など、多岐にわたる商品が販売されており、消費者の多様なニーズに応えている。

 

アマゾンの発表によれば、2019年から2023年にかけてベトナム企業が販売する商品の数は300%以上増加した。

また、アマゾン上でブランド登録を行ったベトナム企業の数も35倍に増加し、ヘルスケア、生活用品、アパレル、美容関連分野が特に顕著な成長を遂げている。

今後、ベトナム企業にとってさらなる追い風となるのが、5月から米国で適用される新たな通関規制である。

 

これまで中国本土および香港から輸入される800ドル(約12万円)以下の小口商品は、デミニミス制度により関税が免除されていたが、この優遇措置が撤廃され、今後は固定税率もしくは最低25ドル(約3750円)の課税が行われる見通しである。

 

この政策変更により、中国発の低価格商品に依存する企業はコスト増に直面することになる一方、ベトナム製品にとっては競争優位性を高める機会となる可能性が高い。

 

専門家はベトナム企業がアマゾンやEtsyといったグローバルなECプラットフォームを活用し、直接的に米国市場へ進出することが重要な局面を迎えていると指摘している。

 

ブランドの確立と輸出の拡大は、今後の成長を左右する鍵となる。

 

英AccessPartnershipの予測によれば、ベトナムのB2C電子商取引による輸出額は2027年に296兆3000億ドン(約1兆7500億円)に達する見通しである。

 

さらに、ベトナム商工省の推計では、2025年に同国のEC市場規模は450億ドル(約6兆7500億円)に達する可能性があるとされている。

 

ベトナム商工省のホアン・ミン・チエン副局長は、デジタル市場における販路開拓が現在、国家経済戦略の中核に位置付けられていると語り、企業のデジタル適応力とブランド強化を後押しする姿勢を明確にしている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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