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5000ドンおにぎりが人気、食中毒リスクへの警戒も必要
2025年04月15日(昨日)07時00分 公開

<写真:tuoitre.vn>
ベトナムで1個5000ドン(約30円)という低価格で販売されるおにぎりが、朝食市場における新たな起業モデルとして注目を集めている。
特に学校周辺での販売が人気を博しており、ソーセージ、卵、海苔、マヨネーズなど多彩な具材を用いた商品がSNS上で拡散され、トレンド商品としての地位を築きつつある。
しかしながら、自家製の路上販売食品には衛生管理の観点から重大な課題が存在する。
4月8日にはゲアン省ドゥールオン町の小学校近くで販売されたおにぎりを食べた児童12人が腹痛や吐き気を訴え、食中毒の疑いで病院に搬送された。
また、カインホア省でも同様の商品が原因とみられる集団食中毒が発生し、児童52人を含む計74人が被害に遭った。
食品安全の専門家であるグエン・ズイ・ティン博士によれば、問題の根本は個々の具材そのものではなく、原材料の衛生状態、保存方法、調理過程における管理体制の不備にある。
特に、海苔から黄色ブドウ球菌が検出された事例も報告されており、細菌による健康被害のリスクが現実のものとなっている。
食中毒の予防には新鮮で信頼性の高い原材料の使用に加え、手指や調理器具の衛生管理、適切な温度での保存が不可欠である。
中でも手で混ぜて成形する工程では、手袋の着用や入念な手洗いなど、基本的な衛生措置の徹底が求められる。
ストリートフード文化の健全な発展を目指す上で、今後は一層の食品衛生対策の強化が不可欠である。
安心して楽しめる屋台料理の提供は、消費者の信頼と持続可能な市場形成に直結する重要な課題となっている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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