おすすめのプロモーション
6.6万人参加の売春グループ、被告に懲役15年の判決

<写真:tienphong.vn>
ホーチミン市人民裁判所は14日、売春の仲介およびわいせつ物頒布の罪で、グエン・フー・タイ被告(26)に対し、懲役15年の実刑判決を言い渡した。
内訳は売春仲介による懲役12年、わいせつ物頒布による懲役3年である。
検察の発表によれば、タイ被告は2022年6月に麻薬所持による服役を終えた後、SNS上で169のグループに女性名義で参加し、売春希望の女性を探し始めた。
その後、自ら7つのTelegramグループを立ち上げ、有料会員制のグループへと拡大させた。
これらのグループには総勢約6万6000人が参加し、女性の写真や個人情報、売春価格などが掲載されていた。
価格設定は1回あたり500万〜600万ドン(約2万7698~3万3132円)、宿泊の場合は1000万〜1500万ドン(約5万5223~8万2987円)とされていた。
タイ被告は買春希望者と女性との連絡を仲介し、その報酬として一件あたり200万〜300万ドン(約1万1103~1万6655円)を得ていた。
この活動は約1年半にわたり継続され、仲介した売春の件数は数千件にのぼるとされる。
関与した女性の属性は多岐にわたり、売春婦に限らず、学生、モデル、俳優、歌手、インフルエンサーなどが含まれていた。
2024年1月、警察がホーチミン市1区のホテルを摘発した際、2組の男女が売買春の現場で発見され、タイ被告の関与が明らかとなった。
その後の捜査で、タイ被告の自宅からは多額の現金、預金通帳が押収され、さらに総額85億ドン(約5121万円)の入った銀行口座が凍結された。
加えて、タイ被告がSNS上に121本のわいせつ動画を投稿していたことも判明している。
さらに、タイ被告が仲介した女性のうち2人は16歳未満であったことが分かっており、この点に関しては別件で18歳未満との売買春の容疑で引き続き捜査が進められている。
裁判所は「被告の行為は社会に深刻な悪影響を及ぼすものであり、再犯の可能性も高い。厳罰による対処が必要である」として、今回の量刑を決定した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。