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合併後の新生ダナン市、ベトナム最大都市に

<写真:dantri.com.vn>
ダナン市がクアンナム省と合併することで、ダナン市は全国で最も広大な面積を持つ都市となる。
合併後の面積は1万2869k㎡に達し、これはホーチミン市の約2倍に相当する規模である。
今回の再編は第13期党中央委員会第11回総会の決議に基づいて実施されるものであり、ベトナム国内の他都市と比較しても、新生ダナン市の規模は際立っている。
たとえば、ホーチミン市がバリア=ブンタウ省およびビンズオン省と合併した場合でも面積は約6772k㎡、カントー市がソクチャン省およびハウザン省と統合しても約6360k㎡にとどまる。
また、ハイフォン市がハイズオン省と合併したとしても、その面積は3194k㎡に過ぎない。
新たに誕生するダナン市は国際空港であるダナン国際空港と、郊外に位置するクアンナム省のチューライ空港という2つの主要空港を擁する。
海岸線は約200kmに及び、戦略的にも重要な位置を占める。
さらに、2024年の経済規模は約280兆ドン(約1兆6800億円)に達すると見込まれており、中部最大の経済圏としての地位を確固たるものとする。
経済構造の観点においては、クアンナム省は工業、農業、サービス業の各分野がバランスよく発展しており、経済構成比はサービス業34.7%、工業33.5%、農林水産業13.8%となっている。
一方、ダナン市はサービス業と観光に特化しており、サービス業が71.14%を占め、工業が18.5%、農業が1.77%という構成となっている。
両地域の統合により産業構造の補完関係が生まれ、経済的な相乗効果が期待される。
ダナン市とクアンナム省の統合は面積や経済規模、インフラ整備といった複数の側面において、ベトナムの都市構造に大きな変革をもたらすものであり、同国の今後の発展においても重要な転換点となる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。