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ホイアンが都市から行政単位に、ブランド維持へ懸念の声
2025年04月28日(本日)07時00分 公開

<写真:baochinhphu.vn>
ベトナム中部クアンナム省に位置するホイアン市が、近く「市」としての地位を失う見通しとなった。
これは中央政府が進める行政機構の簡素化方針に基づき、地方自治体の構造を「省」と「コミューン」の二層構造へ再編する一環である。
これにより、クアンナム省はダナン市と統合され、新たな発展空間を備えた「ダナン市」として再構成される。
24日にホイアン市人民評議会が承認した再編案によれば、市中心部にある各坊(街区)は統合され「ホイアン坊」となり、さらに新設される「ホイアン西坊」「ホイアン東坊」がこれに加わる。
また、タンヒエップ社のみが現状のまま存続する見通しである。
ホイアンは16世紀から国際貿易港として栄え、日本・中国・欧州などの文化が交錯する独自の歴史都市として名を馳せてきた。
1999年にはユネスコの世界文化遺産に登録され、現在では年間500万〜600万人の観光客を惹きつける一大観光地となっている。
しかし、「市」としての地位を失い、行政的には「坊」となることで、観光ブランドの価値や文化的アイデンティティが損なわれるのではないかとの懸念が地域住民や専門家の間で高まっている。
市民からも伝統文化の継承やインフラ整備の一体性が損なわれることに対する懸念が相次いでいるという。
クアンナム省文化スポーツ観光局のグエン・タイン・ホン局長は、今回の行政再編が文化および観光振興に新たな可能性をもたらすと評価しながらも、遺産の保護を確実に進めるためには、具体的な方策と行政能力の強化が不可欠であると述べている。
この行政再編は2025年6月に予定される国会での憲法改正および地方政府組織法の修正案が可決されれば、正式に施行される見通しである。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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