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偽薬販売の薬局に注意、ホーチミンで151件の行政処分

2025年05月09日(本日)07時00分 公開
偽薬販売の薬局に注意、ホーチミンで151件の行政処分

<写真:plo.vn>

 

ホーチミン市保健局は2024年に、医薬品の流通・販売施設に対して実施した大規模な検査により、偽薬の販売が確認された薬局を含む複数の違反事例を摘発した。

 

このうち8施設については、刑事責任を問うためホーチミン市公安当局に通報した。

 

ホーチミン市は南部最大の医療拠点であり、市内には42の製薬工場、1500を超える医薬品卸売業者、8400超の小売薬局が集積している。

 

診療需要の増加に対応する中で、医薬品の安定供給と品質管理が喫緊の課題となっている。

 

2024年に保健局は卸売業者174カ所、小売薬局344カ所、漢方薬などの販売施設40カ所を対象に検査を行い、151件の行政処分を下した。

 

さらに、147施設に対しては総額約70億ドン(約3871万円)の罰金を科している。

 

地方保健当局による小売薬局6750カ所の調査に加え、ホーチミン市食品・薬品検査センターは149施設から薬品413検体を抽出し、うち15検体で基準を満たしていないことが判明した。

 

特に注目されるのは、抗生物質「セフロキシム500mg」および「セフィキシム200mg」の偽薬を販売していた計8施設の摘発である。

 

市民からの通報によって発覚した鎮咳薬「ネオコディオン」の偽薬販売も確認され、関係施設の調査と公安への通報が行われた。

 

2025年には薬品および原材料の出所と品質に関する専門的な検査が始まっており、ホーチミン市は引き続き違法流通の摘発に注力している。

 

一方で、保健局は健康食品のオンライン広告に関する違法行為の取り締まりにおいても課題を抱えている。

 

2025年第1四半期には15施設を検査し、1件の違反に対して3500万ドン(約19万3550円)の罰金を科した。

 

広告主の特定が難しく、関係者が呼び出しに応じず証拠隠滅を図るケースも多い。今後は関係機関との連携を強化し、ネット上の広告監視体制の構築が急がれている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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