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国民の約4.5割が高コレステロール、心血管疾患リスクが深刻化
2025年05月09日(金)07時00分 公開

<写真:hcdc.vn>
ベトナムにおいて、血中コレステロール値が高い国民の割合が全体の44.1%に達し、心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患のリスクが急速に高まりつつある。
国家規模で実施された非感染性疾患のリスク要因調査によれば、同国における脂質異常症(高脂血症)の有病率は、従来の30.2%から大幅に上昇しており、国民の健康への影響が懸念されている。
脂質異常症は悪玉コレステロール(LDL)の増加、善玉コレステロール(HDL)の減少、あるいは中性脂肪(トリグリセリド)の上昇を特徴とする。
これらの変化は動脈硬化の進行を促進し、血管性疾患の発症リスクを高める要因となる。
自覚症状が現れにくいため、発見が遅れがちであり、定期的な健康診断の必要性が強調されている。
ホーチミン市疾病予防センター(HCDC)内の栄養・非感染性疾患クラブは4月26日、脂質異常症の予防と治療をテーマとした住民向けセミナーを開催した。
同セミナーでは栄養指導や運動習慣の改善を通じた予防策が紹介され、参加者の関心を集めた。
専門家は飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取を控え、不飽和脂肪酸を豊富に含む魚類、植物油、ナッツ類を積極的に取り入れることの重要性を訴えている。
さらに、野菜や果物、全粒穀物の摂取を増やすこと、加えて適度な運動、体重管理、禁煙、節酒の実践が推奨されている。
脂質異常症は、早期発見と生活習慣の見直しにより予防および管理が可能であり、国民の健康寿命を延ばすための重要な要素として位置付けられている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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