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JCB、ベトナムでApple Pay導入

<写真:cafef.vn>
国際カードブランドであるJCBは、7月1日よりベトナム国内においてApple Payによる非接触決済サービスの提供を開始した。
対象はJCBカードの保有者であり、対応金融機関はVietcombank、MBBank、VPBankの3行である。
Apple Payは、iPhoneやApple Watchを用いて店頭、アプリ、オンラインで決済を行うことが可能な機能である。
利用者はFace ID、Touch ID、あるいはパスコードによって本人認証を行った後、端末をリーダーにかざすことで決済が完了する。
すべての取引は一度限りの動的セキュリティコードによって暗号化され、カード情報はAppleの端末やサーバーに保存されない設計となっている。
JCBの発表によれば、Apple Payはスーパーマーケット、レストラン、カフェ、タクシー、小売店などの非接触決済対応店舗で使用可能である。
加えて、アプリやウェブサイト上においても迅速な決済が可能であり、カード情報や配送先の再入力が不要となることで、ユーザーの利便性が大きく向上するとしている。
カードの登録はApple Walletアプリ上で行うことができるほか、VCB Digibank、MBBank、VPBank Neoなどの各モバイルバンキングアプリからも対応可能である。
登録が完了すれば、iPad、Mac、Apple Watchなど他のAppleデバイスでも同様に利用可能となり、JCBが提供する全国100店舗以上のレストランで最大30%の割引が受けられるなど、既存の優待特典も継続して利用できる。
JCBは今回のサービス開始について「ベトナムにおける非現金決済推進の一環であり、シームレスで安全かつ迅速な支払い体験を提供することで、デジタル時代にふさわしいユーザーの利便性向上を目指す」と述べている。
JCBは日本を本拠とする国際決済ブランドであり、全世界で約5300万の加盟店ネットワークと1億6400万人を超えるカード会員を擁している。
ベトナム市場においても、現地の銀行や金融機関との連携を通じて加盟店ネットワークおよびカード発行基盤の拡充を進めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。