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ホーチミン市の都市再編、周辺都市への人口分散が加速

<写真:baomoi.com>
7月1日の行政区再編により、ホーチミン市とその周辺地域において人口の分散と都市機能の拡張が急速に進行している。
都市計画の専門家によれば、ホーチミン市とビンズオン省、バリア=ブンタウ省の合併は、都市空間とインフラの再構築を促す歴史的な転換点となる。
この合併により誕生した新たなホーチミン市は、人口1400万人規模の「超都市」となり、その影響により周辺都市への人口移動が一層本格化する見通しである。
中でもトゥードゥック市、ビエンホア市、ジーアン市といった交通インフラが整備された地域では、新興住宅地や都市開発の進展が期待されている。
都市中心部の過密状態に対応し、外縁部への人口分散を推進することは、交通渋滞の緩和や生活環境の向上にもつながるとされる。
ジーアン市は、ホーチミン市の省轄市であるトゥードゥック市と隣接しており、ファンヴァンドン通り、国道1K、ハノイ高速道路、さらにベンタイン〜スイティエン〜ビンズオンを結ぶメトロ路線などを通じて、市中心部との接続が良好である。
行政区境の再編によって、通勤・通学や都市インフラへのアクセスがより円滑になることが見込まれる。
こうした都市構造の変化は不動産市場にも影響を与えており、ジーアン市では、ホーチミン市内の住民や通勤者の関心が高まり、地価は3500万~4500万ドン(19万3095〜24万8265円)/㎡の範囲で推移している。
不動産開発企業も柔軟な販売戦略を打ち出している。
たとえば、ジーアン市のプロジェクト「The Infinity」では、2ベッドルーム(75㎡)ユニットの購入において契約時の初回支払いをわずか10%に設定し、24か月間の支払い猶予、金利および元本返済の免除、さらには早期完済時のキャッシュバック(最大7.5%)や前倒し返済手数料の補助といった支援策を講じている。
このような柔軟な資金政策は、初めて住宅を購入する若年層や中期的な投資を目指す層にとって好機となっている。
今後、ジーアン市をはじめとするホーチミン近郊の都市では、インフラ整備の進展とともに不動産価格の上昇が期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。