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ドンナイ省のロンタイン市、ホーチミンと並ぶ「双子都市」へ

<写真:dantri.com.vn>
ベトナム南部ドンナイ省で建設が進むロンタイン国際空港は、単なる交通インフラにとどまらず、ホーチミン市と並ぶ「双子都市」としての成長が期待されている。
この構想は、都市機能の相互補完によって地域経済全体を活性化させるものである。
ドンナイ省建設局のフイン・タン・ロック副局長は「ロンタイン市はエコでスマートな次世代型空港都市として、ホーチミン市と連携し、南部経済圏の成長を牽引する中核拠点となる」と語った。
この構想は、6月27日に開催された「ロンタイン市―ホーチミン市の接続促進」フォーラムにおいて紹介された。
ロンタイン市は、周辺の工業都市や港湾都市と連携し、広域的な産業・物流都市圏の形成を目指している。
都市計画の専門家らは、中国の上海・浦東地区や、香港と深圳の関係を例に挙げ、「ロンタイン市は単なる衛星都市ではなく、ホーチミン市の機能的パートナーとしての役割を果たすべきである」との見解を示している。
2045年には、ロンタイン市の人口は約50万人に達し、域内総生産(GRDP)は77億ドル(約1兆1117億円)、1人当たりの年間所得は1万5000ドル(約216万5775円)に上ると見込まれている。
ドンナイ省人民委員会のヴォー・タン・ドゥク委員長は、ロンタイン空港およびその周辺地域の整備に向けて、都市インフラおよび自由貿易区の設置を政府に提案している。
インフラ面では、ビエンホア―ブンタウ間およびダウザイ―ファンティエット間の高速道路、さらにはホーチミン市と接続する環状道路3号・4号の建設が進行中である。
物流分野においては、内陸港やスマート物流センターの整備が計画されている。
2026年中頃の空港開業を見据え、約1万4000人の労働力が必要とされる見込みであり、住宅開発や関連サービスの整備も進行している。
マレーシア系不動産大手のガムダ・ランドは、ロンタイン周辺で18.2ha規模の都市開発プロジェクト「スプリングヴィル」を展開し、2025年7月5日より販売を開始する予定である。
ロンタイン市は、国家的プロジェクトとして政府・民間が一体となって開発が進められており、ベトナム南部における新たな成長エンジンとして国内外の注目を集めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。