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ベトナム人観光客、訪問先最多はタイと日本

<写真:lifestyle.znews.vn>
ベトナム統計総局が5日に発表したデータによれば、2025年上半期に出国したベトナム人が延べ400万人を超え、その訪問先として最も多かったアジアの国はタイと日本であった。
タイを訪れたベトナム人は約37万人にのぼり、これは同期間にタイからベトナムを訪れた観光客数の1.5倍に相当する。
一方で、前年比では26%の減少となった。
旅行会社によれば、タイはすでにベトナム人にとって定番の観光地であり、旅行需要が一巡している。
また、2025年上半期のタイでは自然災害や政情不安が相次ぎ、旅行キャンセルや渡航先の変更が目立った。
一方で、中国本土は20以上の多様なツアー商品を展開し、価格競争力のあるパッケージを提供することで、ベトナム市場における観光競争を激化させている。
たとえば、3日2泊で約390万ドン(約2万1800円)の中国ツアーが人気を集めており、中国政府も積極的に観光プロモーションを行っている。
それでもなお地理的な近さ、ビザ不要、低コスト、料理の親和性などの要素により、タイが依然としてベトナム人にとって最も手軽な海外旅行先である。
ツアー価格は前年より10~15%上昇し、700万~800万ドン(約3万9130円~4万4720円)程度に達している。
日本への渡航も堅調に推移しており、日本政府観光局(JNTO)によれば、2025年1月から5月までに日本を訪れたベトナム人は31万1000人で、前年同期比で約10%増となった。
韓国には26万9000人、台湾には11万4000人が訪れ、いずれも微増であった。
その他の訪問先としては、シンガポールが13万人、マレーシアが10万7000人となり、いずれも前年とほぼ同水準を維持している。
北東アジア方面へのツアーは費用が高めであり、韓国5日間のツアーで約1600万ドン(約8万9440円)、日本旅行では約2950万ドン(約16万4900円)に達する。
しかし、豊かな文化、食文化の魅力、直行便の利便性などにより、高い人気を保っている。
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