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ホーチミンの学生多数、オンライン誘拐詐欺の標的に

<写真:vietnamnet.vn>
ホーチミン市において、学生を標的とした「オンライン誘拐」詐欺事件が相次いで発生している。
過去2か月間に3件が確認されており、最新の事件では約8億ドン(約405万5600円)が詐取された。
もっとも最近の事件は7月8日に発生した。
21歳の女子大学生L.T.K.Yさんの家族が、彼女が誘拐されたとの通報を警察に行い、捜査が開始された。
犯人は家族に対し、2億ドン(約112万6400円)の送金を要求していた。
ホーチミン市警察刑事課と地区警察が連携し、約2時間後にYさんをタインビン地区内のホテルで無事保護した。
警察の調査によれば、Yさんは7月5日、宅配業者を名乗る人物からZaloを通じて連絡を受けた。
その後、自称警察官から麻薬および資金洗浄事件への関与を疑われ、ビデオ通話やZoomアプリを用いた「内部調査」への協力を求められたという。
犯人らは、Yさんが米国への留学を計画していた事実を悪用し、「資金証明」の名目で8億ドン(約405万5600円)以上を指定口座に送金させた。
さらに、Yさんはホテルの一室に隔離され、外部との接触を断たれた状態で、家族に対し「身代金」送金を要求するメッセージの送信を強要された。
スマートフォンの操作はすべて、インストールされたソフトウェアを通じて犯人によって監視されていたとされる。
同様の手口による事件は5月11日および6月26日にも発生しており、いずれも高校生または大学生が被害者となっている。
ホーチミン市警察は市民に対し、正体不明の電話やアプリの指示に従って送金を行ったり、個人情報・銀行口座情報を提供したりしないように再三にわたり警告している。
疑わしいと感じた場合には、速やかに警察へ通報するように呼びかけている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。