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ホーチミンの伝統市場、客足遠のき閉鎖相次ぐ現状
2025年07月21日(本日)07時00分 公開

<写真:laodong.vn>
ホーチミン市内に点在する複数の伝統市場で顧客数の減少が顕著となり、閑散とした様相を呈している。
アンドン市場やバーチエウ市場、タンビン市場といった衣料品を主力とする卸売市場では、数多くの店舗が閉鎖され、貸し出しを示す看板が目立つ状況である。
現地で長年商売を営む小売業者によれば、こうした事態の主因は新たに導入された税制や電子インボイス制度ではなく、コロナ禍以降続く消費の低迷にあるという。
タンビン市場で衣料品を販売する女性業者は「1日中営業しても客が1人も訪れない日がある。固定費は変わらないため、疲弊して撤退する人も多い」と現状を語った。
一方で、電子インボイス制度の導入も、一部の業者にとっては経営の負担となっている。
特に高齢の小売業者にとっては、機器の導入やオンライン販売への対応が難しく、商売からの撤退を検討する声も上がっている。
アンドン市場でも同様に、店主の高齢化と売上の低迷が重なり、閉店や店舗の譲渡が相次いでいる。
手工芸品を取り扱う業者の1人は「商売が成り立たず、店舗を倉庫代わりに使う人まで出てきた」と語り、市場の現状を憂慮している。
業者らは電子インボイス制度が商取引の透明性向上に寄与するとの理解を示しつつも、経済的な余力を失った現在の状況では、制度への対応が困難であると訴えている。
消費の回復が依然として見込めない中、ホーチミン市の伝統市場は極めて厳しい局面に立たされている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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