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電子タバコに違法薬物を注入、6人に実刑判決

<写真:thanhnien.vn>
ハノイ市において、電子タバコおよび紙巻タバコに違法薬物を混入し販売したとして、主犯のレー・アイン・トー被告(30)を含む6人に対し、実刑判決が言い渡された。
ハノイ市人民裁判所は21日、Thơ被告に対して麻薬取引の罪で懲役20年、密輸の罪で懲役12年、合計30年の服役を命じた。
検察によれば、トー被告と共犯のフン・バオ・ゴック被告(30)は2022年、中国から大量の電子タバコを密輸し販売していた。
しかし、在庫が滞留したことを受け、販売促進のために薬物の混入を計画したという。
両被告は中国から粉末および液状の麻薬成分を密輸し、それらを自ら調合して電子タバコや紙巻タバコに注入する製造所を設立した。
さらに共犯4人を雇用し、製造および包装作業に従事させていた。
製品は「Ampire chill」「Dominix」「Amstesdam」などのブランド名でSNSを通じて販売され、1本あたり最大60万ドン(約3400円)で取引されていた。
2023年5月から9月の間に、合計約2.7kgの新種薬物「MDMB-4en-PINACA」が使用され、10万本以上の電子タバコが市場に流通したとされる。
同年9月、ハノイ市郊外の工場において、電子タバコ7500本を製造中の現場が摘発され、およそ800gの麻薬成分が押収された。
薬物は液状であり、タバコや乾燥植物に染み込ませて使用され、主に若者向けのパーティーやバーで流通していたことが確認されている。
当局は本件を「新型麻薬を用いた重大かつ国際的な犯罪」と位置づけ、今後も電子タバコを介した違法薬物取引に対する監視を強化していく方針である。
なお、ベトナムでは2025年1月1日より電子タバコの販売が全面的に禁止されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。