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ホーチミンの住民定着率、世界第2位にランクイン

<写真:plo.vn>
米調査会社Gensler Research Instituteが実施した都市魅力度調査「City Pulse 2025」において、ホーチミン市が住民の定着率で世界第2位にランクインした。
これは、ホーチミン市が初めて国際的なランキングで上位に名を連ねたものであり、都市の魅力や住みやすさが広く評価された結果である。
この調査は、世界65都市に居住する3万3000人以上を対象に実施され、都市インフラや生活環境、交通の利便性といった物理的要素に加え、居住者の誇りや帰属意識など152項目に及ぶ感情的評価項目を含む。
ホーチミン市は、生活に飽きが来ないこと、居心地の良さ、自身の都市への誇り、長期的な定住意欲、そして時間とともに深まる都市とのつながりといった感情面で特に高い評価を得た。
調査では、61%の住民が「ほぼまたは全く転出の意思がない」と回答し、都市に対する強い帰属意識が浮き彫りとなった。
ホーチミン市観光局のレ・チュオン・ヒエン・ホア副局長は、この結果を観光を含む持続可能な都市戦略において意義深いものと位置づけた。
「住民を惹きつける都市は、長期滞在を求める外国人旅行者や国際的に移動する若者にとっても魅力的な場となる」と述べ、都市の国際的な競争力強化につながる可能性を示唆した。
今回の調査で1位となったのは台北であり、定着率は64%を記録した。3位以下にはシンガポール、シドニー、ベルリンといった主要都市が続いた。
ホーチミン市は現在、都市ブランドの再構築や都市空間の拡張を進めており、短期滞在型都市から長期居住型都市への移行が着実に進行している。
今回の結果は、都市政策および観光戦略において国際的な評価を得るとともに、都市の持続可能性と居住価値の向上に寄与する重要な指標となる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。