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世界の美食都市ランキング、ホーチミンがランク外に

<写真:nhandan.vn>
英国の情報誌タイムアウトが2025年版「世界で最も魅力的な食文化を持つ都市」ランキングを発表し、ホーチミン市がトップ20から外れる結果となった。
ホーチミン市は2024年のランキングでは4位に選ばれていた。
このランキングは、世界各国の1万8500人以上を対象にした調査結果を基に、地元の料理シーンに対する評価を集計し、さらに編集者、料理評論家、シェフなどの専門家による審査を経て決定される。
2024年には、ベトナム料理の豊かな風味と地域ごとの多様性が高く評価され、ホーチミン市は「ベトナム料理を楽しむ理想的な都市」として注目を集めた。
しかし、2025年版ではベトナムのいかなる都市もランク外となり、東南アジアにおける美食都市としての地位に陰りが見え始めている。
2025年のランキングでは、アメリカ・ルイジアナ州のニューオーリンズが首位を獲得した。
ニューオーリンズの料理は、フランス、スペイン、アフリカ、さらにはベトナムなど多国籍の影響を受けており、ガンボやジャンバラヤ、フランス風の揚げ菓子であるベニエなどが代表的な料理として挙げられている。
第2位にはタイ・バンコク、第3位にはコロンビアのメデジンが選出された。
続いて、南アフリカのケープタウンやスペインのマドリード、メキシコシティなどが上位にランクインした。
アジアからは中国・上海やインド・ムンバイ、インドネシア・ジャカルタ、サウジアラビア・リヤドといった都市が名を連ねた。
評価は料理の質や価格、味覚の多様性、新しい体験の提供など、計18項目に基づいて行われている。
今回のランキング結果はホーチミン市の観光業や地元経済に一定の影響を与えると考えられており、今後の巻き返しに向けた取り組みに注目が集まる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。