ハノイのホーチミン廟ってどんなとこ?|在住者おすすめ観光スポット
ハノイのホーチミン廟はハノイに来たら欠かせない観光スポットです。
ベトナム建国の祖、ホー・チ・ミン氏のお墓があります。
今回は様々なガイドブックにも必ずと言っていいほど掲載されている観光スポットの「ホーチミン廟」について紹介します!
ホーチミン廟ってなに?
「ホーチミン廟(びょう)」とはハノイ市のバーディン地区にあるホー・チ・ミン氏の霊廟です。
ホー・チ・ミン氏とは初代ベトナム民主共和国の主席であり、フランスの植民地時代からベトナム戦争、独立まで一連のベトナム革命を指揮した指導者です。
自己顕示欲が少なく、個人崇拝を嫌ったホー・チ・ミン氏は自身の遺骨を各地域に散骨することを望んでいましたが、当時の政府によりホーチミン廟が建設され、遺体が永久保存されています。
この「ホーチミン廟」2年の歳月をかけて1975年に完成しました。
遺体が永久保存処置を施され、1年中冷房の効いた内部の部屋で遺体が安置されています。
現在、ホーチミン廟はベトナム軍人によって厳重に警護されており、厳かな雰囲気が漂います。
ホーチミン廟を見学する流れ
ホーチミン廟を見学する際には見学ルートが決まっており、列に沿って行動します。
待ち時間も含めるとおよそ1時間ほどで見学は終了します。
①ホーチミン廟
まず、ホーチミン廟から少し離れた17 Ngoc Haという場所にある入口へと向かいます。入場料は無料です。
入口で手荷物検査がおこなわれます。検査を終え、順路を進むと次に電子機器の預かり所が見えてきます。
ここで電子機器を預けます。預けた電子機器はホーチミン廟をでた場所で返却されます。電子機器を預けるとホーチミン廟内部へと誘導されます。
ガラスケースに入り、永久保存されたホー・チ・ミン氏の遺体を見学することができます。
②ホーチミン氏の家
ホー・チ・ミン廟を出ると、希望者はホー・チ・ミン氏が住んでいた家を見ることができます。
ホー・チ・ミン氏の家を見学するには、まず入口でチケットを購入します。
入場料は2万5000ドン(約125円)です。
敷地内に入るとホー・チ・ミン氏の家や各国の要人を招いた大統領府、会議に用いられた政治会議室などがあります。
また、政治会議室の隣にはホー・チ・ミン氏が愛用していたクラシックカーを見学することができます。
③一柱寺
ホー・チ・ミン氏の家をあとにすると次に見えてくるのが、圓覚門(えんかくもん)という黄色い門です。
門をくぐると延祐寺というお寺が見えてきます。延祐寺は11世紀に李朝第二代皇帝リー・タイトンによって建立されました。
なかなか世継ぎに恵まれなかったリー皇帝でしたが、ある晩に蓮のうえに立つ観音菩薩の夢を見たところ、子宝に恵まれたという逸話が残されています。
リー皇帝は子宝に恵まれたお礼にと池のうえに蓮の花をかたどった一柱寺というお寺を建立しました。
そのため、一柱寺は現在、子宝祈願のパワースポットとしても知られています。
一柱寺は見学が無料で、営業時間も決められていないのでゆっくりと見学することができます。
④ホーチミン博物館
延祐寺と一柱寺をあとにするとホー・チ・ミン博物館が見えてきます。
ここでは生い立ちから一連の革命運動、老後の生活までホー・チ・ミン氏の一生を知ることができます。
博物館をあとにすると「EXIT(出口)」と書かれた看板があるので指示にしたがって退場します。
出口で手荷物が返却され、これで全てのホーチミン廟の観光が終了です。
ホーチミン廟を見学する際の注意点
ホーチミン廟はベトナム軍人によって厳重に警護され、厳かな雰囲気が漂っています。
また、見学に際しての規則も厳しく決められています。下記の規則を破ると退場となるので十分注意しましょう。
- カメラや私物の持ち込み禁止
- 飲料は未開封でも持ち込み禁止
- ホーチミン廟内での私語、写真撮影、立ち止まることは禁止
- ショートパンツや膝上丈のスカート、ノースリーブなどの肌の露出の多い服装は禁止
- 帽子やサングラスの着用は禁止
入口のセキュリティーチェックで以上の事項に違反していないか確認されます。あらかじめ頭に入れておくようにしましょう。
詳細情報
- 住所:So 2 Hung Vuong, Dien Ban, Ba Dinh, Ha Noi
- 電話番号:024-3845-5128
- 開館時間:平日 7:30~10:30、土日祝 7:30〜11:00
冬季 8:00〜11:00、冬季の土日祝 8:00〜11:30 - 休館日:月・金曜日、9月〜11月の2ヶ月(毎年、改修工事のため)
- 入場料:無料
まとめ
ホーチミン廟はハノイでも有数の観光地として知られています。
ホー・チ・ミン氏はベトナムのお札にも描かれているなどベトナムを知るうえでは欠かせない人物です。
観光客だけでなく、在住者も一度ホーチミン廟に足を運んでみてはいかがでしょうか?
※この記事に記載されている情報は2022年3月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。