手付かずの自然が満喫できる*美しい海が魅力のリーソン島とは?
ベトナム中部のクアンガイ省に属するリーソン(Ly Son)島をご存知ですか?
リーソン島は数百万年前の火山噴火に伴って形成された火山島で、メインのビッグアイランド(Dao Lon)とスモールアイランド(Dao Be)で構成されています。
今回は美しい海とニンニクの名産地として知られるリーソン島についてご紹介します!
基本情報
アクセス
ハノイ市やホーチミン市からクアンナム省のチューライ(Chu Lai)空港まで飛行機で行き、そこからタクシーやバスで42km離れたサキー(Sa Ky)港に向かいます。
ダナン市からクアンガイ省までは電車で18万ドン(約1100円)で、タクシーで行くこともできます。
リーソン島へはサキー港から船でのアクセスのみで、スピードボートで約30分です。
ボートは1日3往復のみの運航のためスケジュールには注意が必要です。
ベストシーズン
リーソン島は3月〜8月までが乾季、9月〜2月までが雨季です。
水泳やスキューバダイビング、シュノーケリングなどの水上アクティビティを楽しむなら、気温や湿度が高く日差しが強い6月〜9月までが最適です。
12月〜2月にかけては、島の特産品であるニンニクの栽培に適している穏やかで暖かい気候が特徴です。
観光スポット
トイロイ(Thoi Loi)山
<トイロイ山頂からの景色>
トイロイ山の標高は169メートルで、リーソン島で最も高い山です。
山へ続く道はジグザグに伸びておりちょっとした冒険気分を味わうことができます。
山の頂上には高さ20メートルの国旗のポールがあり、ホアンサ(パラセル)諸島を見渡せます。
ハン(洞窟)パゴダ
トイロイ山のふもとにあるのがハン(洞窟)パゴダです。
休火山によって形成された高さ3.2メートル、深さ24メートル、面積480平方メートルの岩窟には、阿弥陀如来や如来、弥勒菩薩などの仏像を安置した祭壇があります。
パゴダには広い庭があり、蓮池や海を眺める観音像を見ることができます。
また、パゴダの前には「Heaven's Well」と呼ばれる井戸があり、鍾乳石から滴り落ちる水を口にすると心身ともにリフレッシュできると信じている人もいるのだそう。
トーボー(To Vo)
海辺にある小さな門型の断崖「トーボー」は数百万年前の火山活動の名残で、溶岩が海と交わって固まり独特のアーチを作った世界で最も珍しい地形の1つです。
岩の間から見える夕日と海が美しく、この景色を見に来る人も多いのだそう。
ドゥック(Duc)パゴダ
トーボーから墓地を抜けて200mほど歩くとジエンティエン(Gien Tien)山にあるドゥックパゴダがあります。
山の斜面に沿って100段以上の階段を上り、パゴダに入ると海に向かって高さ27mの観音像があります。
地元の漁師たちはこの女神が海上の危険から守ってくれると信じており、出漁前にはここでお香を焚いて平和を祈っているのだそう。
パゴダの後ろには仏像が並ぶ小さな洞窟があります。
アンビン(An Binh)島
ビッグアイランド(Big Island)を出てアンビン(An Binh)島に行くには、ボートやカヌーを借りることができます。
ボートツアーは毎日午前8時に出発し、午後2時30分にビッグアイランドに戻るのが一般的で、料金は1人当たり5万~6万ドン(約300〜370円)です。
アンビン島のケーブ(Cave)ビーチはターコイズブルーの海、サンゴを眺めるダイビングやシュノーケリングに理想的なスポットとして有名です。
小舟とダイビングは観光客に人気のアクティビティで、ライフジャケットとゴーグルのレンタルを含め3~4人のグループで1人6万ドン(約370円)で利用することができます。