夢の薬だった痩せる薬がある!?ベトナムで肥満を予防する生活

夢の薬だった痩せる薬がある!?ベトナムで肥満を予防する生活

日本からベトナムへ生活拠点を移してから、「ベトナム人の方って全然歩かない」「自分自身も歩かなくなった」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

運動量が減ると気になってくるのが体重の増加、肥満ですよね。

今回はハノイ市の日系病院「さくらクリニック」の久保医師に肥満を予防する生活習慣について解説していただきました。

ベトナム人は圧倒的に歩かない!?

ベトナム人の方は常にどこへ行く時にも原付やバイクを利用していて、長距離を歩く姿をあまり見かけることがありませんよね。

  • 朝からカフェでのんびり
  • 昼からビールを飲むのが好き

といった感じで、ウォーキングやランニングをしているのは外国人か一部のお洒落なベトナム人だけといったイメージがあります。

 

実際に調べたところ、《ベトナム人は圧倒的に歩かない》ということがわかりました。国連人口基金(UNFPA)によると、ベトナム人は1日に3600歩しか歩かないそうです。

 

日本の統計調査によると、日本人の平均歩数は7000歩程度です。ベトナム人の歩数は日本人の半分程度となっており、ベトナムで「太った子供が増えた!」と騒ぎになる理由もわかります。

 

日本人も歩数が減っている

そういったベトナムの環境で生活すれば、交通事情も相まって必然的に私たち日本人の歩数が減るのは致し方ないことのように思えます。

 

ベトナムで外来をしていて多くの日本人の方が、

  • ゴルフとかはしますけど、歩かないですね。
  • 車で送り迎えしてもらっちゃうから…

と歩数が減ったことを訴えられる方が多いように感じます。

 

タクシーやGrabといった移動手段も日本に比べれば安いですし、駐在の方々や工場にお勤めの皆様はそもそもバスや車で通勤してるという方が多いと思います。

お子さんがいらっしゃる方は、大抵の場合はGrabを利用するということが多いですよね。

 

私(久保医師)はもともと歩くのが大好きな人で、日本にいるときは1日1万歩歩かない日の方が少ない位でしたが、ハノイに来てからは歩く歩数が減ってしまいました。

1日の歩数というのは実はとても大切で、もちろん週に何度かジムへ行く、ゴルフへ行くということも大事ですが、日常生活における歩数が平均的に多いということはそれだけで日常のカロリー消費も多く、減量や健康にも良い働きをするとされています。

 

国土交通省の試算によると、1日1000歩(約10分)の歩数が増えると月1000円程度の医療費削減効果があるらしいです。

したがって、1日1000歩多く歩くことで1年で1万円以上稼げているということです。これはすごい!?

肥満になる要因

さて、そうはいってもこの国で日常の歩数を増やすということはなかなか難しいかもしれません。

そうなると何が起こるか。

消費カロリーが少なくなりますので太ります…悲しいことに太ります。

食事

週に数回の運動といったことで体重管理を行うことも大事ですが、日常の歩行など無意識のうちに消費されるカロリーもが非常に大事です。それ以外となると後は食べ過ぎない、つまり食事に気を付けるということになってしまいます。

ベトナムの食事は幸いにして高カロリーのものが多いわけではありません。

 

あっさりしたものが多いと思いますが、日本食レストランや各国のおいしい食事も食べられてしまうため、お付き合いが多い方や単身の方はどうしても外食が増え、摂取カロリーも増えてしまうと思います。

食事に関しては脂っこいものを控える、食べ過ぎ・飲みすぎに気を付けるといった一般的なことですが大切なことです。

加齢

また、特に目を背けたい現実かもしれませんが、加齢というのはダイレクトに体重増加・体系変化に関わってきます。

「今までそんなことなかったのに・・・」「この数年で急に太った」という訴えをよくお聞きしますが、加齢が原因であることがしばしばあります。

 

もちろん、年のせいだと思ってたら大病だったということもありますので油断は禁物ですが、加齢というのは皆様の想像以上に体に堪えるものだということも覚悟してください。

残念ながらそれが現実なのです…涙。

若さを保つためにも日頃からの歩行なども含めた運動習慣、定期的なトレーニング、規則正しい食生活がとても重要です。

痩せ薬が手に入る!?

  • とはいえ忙しいし、付き合いが多いし、食事も運動もままならない・・・。
  • そういった場合はどうすればよいのか・・・。

とお悩みの方に朗報なのは、薬剤の手を借りるという方法も現在では一般的になってきました。一昔前では、「痩せ薬」など夢のような薬でしたが、現在では現実に存在しています。

 

日本では自費診療になってしまうこともあり一般的ではありませんが、肥満対策・減量目的といった処方薬が多く出てきています。

副作用も少なく非常に使いやすい薬も出てきました。お忙しかったり、どうしても減量できないという場合は試してみるのも手かもしれません。

 

もちろん、使用の際には、既往歴やご自身の今飲まれているお薬を確認したりする必要もありますので、医師へのご相談は必ずして頂くことお勧めいたします。

肥満にならないために

  • 日ごろから運動習慣をつける
  • 歩行や散歩も立派な運動習慣
  • 暴飲暴食はせず、規則正しいバランスの良い食事を心がける

といったことは間違いなく大事なことです。

 

これに加えて飲み薬という手がある、という認識でいていただければ良いかと思います。

ベトナムで生活されている場合、日本との違いに戸惑うことも多いですし、同じような理想的な生活は難しいかもしれませんが、可能な範囲でやってみてください。

健康なベトナム生活を送りましょう。

情報提供:さくらクリニック

さくらクリニックは2014年に開業したハノイ初の日系クリニックです。タイ湖に面した閑静な住宅街にあり、ハノイの駐在員や家族、旅行中の日本人の方向けに日本水準の最先端医療サービスを提供しています。予約から支払いまで全て日本語対応が可能なほか、キャッシュレスでの受診も可能です。

 



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