ベトナムでのインフルエンザ事情 | 流行時期や予防接種について紹介

ベトナムでのインフルエンザ事情 | 流行時期や予防接種について紹介

ベトナムでのインフルエンザの事情はどのようなものなのでしょうか? 日本では流行時期に合わせて予防接種などの感染対策が行われていますが、ベトナムでは違いがあるのでしょうか? 

 

今回はインフルエンザに関する流行時期や予防接種などについて、ハノイの日系クリニック「さくらクリニック」の監修のもと、解説します。

 

なお、本稿は以下を参照して執筆しています。

 

 

インフルエンザとは?

 

インフルエンザは風邪とは異なり、インフルエンザウイルスに感染することによって発症する病気です。主な症状は、頭痛や38℃以上の発熱、関節痛や筋肉痛、体の倦怠感などです。インフルエンザウイルスに感染してから早い段階でこれらの症状が現れます。また、そのほかにも喉の痛みや鼻水、咳など風邪と同じような症状も発症します。

 

ベトナムのインフルエンザ事情

季節性のインフルエンザは北半球と南半球では冬が流行時期です。そのため、日本でも例年12月〜3月に流行します。
しかし、ベトナム南部に位置する熱帯地域では一年を通して流行が見られます。
そのため、ベトナムでもっとも在住日本人が多い都市、ホーチミンでは年間を通して感染の危険がある日常的な病気です。

日本ほどではないですが、四季の変化が見られるベトナム北部では、インフルエンザの流行時期があり、夏季と冬季に流行します。

 

参照:世界の医療事情(外務省

 

 

インフルエンザの感染経路

 

インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。ここではそれぞれどのようにインフルエンザに感染するのか説明します。

 

飛沫感染

飛沫感染はインフルエンザに感染している人のくしゃみや咳の際に口から出るしぶきを吸い込むことによる感染です。感染者のくしゃみや咳にはインフルエンザウイルスが含まれており、そのウイルスが体内に入ることによって感染します。

 

接触感染

接触感染は感染している人の唾や鼻水が手やドアノブ、食器など普段手に触れるものを介してインフルエンザウイルスが手に付着することによる感染です。インフルエンザウイルスが付着した手で目や鼻、口を無意識に触ることで体の粘膜の部分からウイルスが入り感染します。

 

 

インフルエンザの症状

 

一般的に季節性のインフルエンザはインフルエンザウイルスに感染後、1日〜3日後に発症し始めます。発熱(38℃以上の熱)、頭痛、筋肉痛、関節痛、全身の倦怠感などがインフルエンザの症状です。症状は1週間ほど続き、その後回復に向かいます。

 

参照:インフルエンザとは(国立感染症研究所

 

 

インフルエンザの予防

 

インフルエンザの予防方法としては以下のような方法が挙げられます。

 

予防接種

渡航先でのインフルエンザの感染を予防するには渡航前の予防接種が大切です。予防接種を行うことで感染を予防するだけでなく、感染した際に重症化を避けることができます。

 

外出後の手洗いうがい

インフルエンザの感染は飛沫感染と接触感染です。ウイルスが付着している可能性のある手を石鹸で洗い流すことで感染を予防します。インフルエンザウイルスにはアルコール消毒も効果的です。人混みの多い場所に行った後や街歩きをした際の帰宅後には手洗いをすることで接触感染を予防することができます。

 

適度な湿度を保持する

空気の乾燥によって体の粘膜が乾燥すると、インフルエンザにかかる危険が高まります。ベトナムは日本に比べ空気環境が異なります。外出中だけでなく室内でも湿度の管理に気をつけることが大切です。

 

栄養バランスの取れた食事

栄養バランスのとれた食事を取ることで体内の免疫力が高まり、感染症の予防につながります。ベトナムでは日本とは違う食生活となるため注意して食事を取ることでインフルエンザの予防につながります。

 

 

治療

 

インフルエンザに感染した場合、発熱などの症状が軽減するまで安静にすることが大切です。また、他の人に感染を拡大させないように、できるだけ人混みを避け、自宅で過ごす必要もあります。もし症状が治らない場合、重度な症状になっていたり、他の病気と重なっていたりする可能性もあるので、病院へ行くことをおすすめします。

治療薬の投与は重症度や病状により用法や用量が異なります。治療薬の服用は医師の診断を受けてから行うようにしましょう。

 

参照

 

 

まとめ

 

インフルエンザは日本と同様、ベトナムでも感染の可能性があります。特に日本とは流行の時期が異なるので注意が必要です。また、鳥インフルエンザの感染の危険もあります。日本とは環境が異なるため、渡航した際には細心の注意が必要です。渡航先でインフルエンザに感染し大変な思いをしないためにも渡航前や渡航中にできる限り予防対策を心がけることが大切です。

 

※この記事に記載されている情報は2018年12月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。

 

 

情報提供:さくらクリニック

 

ハノイ日系クリニック「さくらクリニック」 

 

さくらクリニックは2014年に開業したハノイ初の日系クリニックです。タイ湖に面した閑静な住宅街にあり、ハノイの駐在員や家族、旅行中の日本人の方向けに日本水準の最先端医療サービスを提供しています。予約から支払いまで全て日本語対応が可能なほか、キャッシュレスでの受診も可能です。

 

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住所

65 Trinh Cong Son Nhat Tan, Tay Ho, Hanoi

休診日

日曜日、ベトナムの祝日

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VISA、MASTERなど

対応保険

損保ジャパン日本興亜、東京海上日動、三井住友海上保険など

HP

https://poste-vn.com/sakura-clinic.html

 

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