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ベトナム、DDoS攻撃で世界ワースト3位に選出
<2019年第2四半期、ベトナムはDDoS攻撃が世界で3番目に多かったという(写真提供:Shutterstock/Gorodenkoff)>
2019年第2四半期、ベトナムのデバイスから行われているDDoS攻撃の数は、アメリカと中国に次いで世界で3番目に多かった。
分散型サービス拒否(DDoS)攻撃は、インターネットに接続されているホストのサービスを一時的または無期限に中断することにより、ユーザーがマシンまたはネットワークリソースを利用できないようにするサイバー攻撃だ。
クラウドベースの大手DDoSセキュリティソリューションプロバイダーである香港のNexusguard社の最新レポートによると、第2四半期における国際的なDDoS攻撃の8.7%は、アメリカ(22.8%)と中国(13.7%)に続いてべトナムから発信されたという。
「世界の10億人以上のインターネットユーザーを占めているアメリカと中国が世界のDDoS攻撃のトップソースとして名前が挙がっているのは当然だ」とレポートには記載されている。
上位5位にはロシアとフランス、上位10位にはエジプト、ブラジル、ドイツ、オランダ、韓国が位置付けられている。
アジア太平洋地域におけるDDoS攻撃の27.41%はベトナムからのもので、43.19%が中国からのものだったという。
Nexusguard社は、通信業者を含む通信サービスプロバイダーを対象としたDDoS攻撃についても警告している。
攻撃者は、小さくて断片的な方法を使用して通信トラフィックに不要な通信を介入させており、大規模であからさまな攻撃で警告するのではなく、検知を回避する方法を選んでいると同社は続けた。
同レポートによると、ベトナム郵電公社(VNPT)は、アメリカに拠点を置くクラウドインフラプロバイダーであるDigitalOcean社に次いで、第2四半期にDDoSで最も攻撃されたグローバルインターネットサービスプロバイダーとして2位にランク付されている。
一方、ベトナムは1月〜7月までの間に3159件のサイバー攻撃を受けており、半分は悪意のあるリンクを含む電子メールによるものだった。 この結果は前年同期から45.9%減少している。
昨年9月、ロシアのカスペルスキー社は2017年の第4四半期にDDoS攻撃に見舞われた上位10か国、および63万7000台以上のコンピューターが攻撃されたボットネット支援DDoS攻撃に見舞われた上位10か国の中にベトナムを挙げた。
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