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ホーチミン市立腫瘍病院、4万超の新規がん患者を受け入れ
<写真:thanhnien.vn>
ホーチミン市立腫瘍病院は2024年に4万1000件を超える新規がん症例を受け入れており、その中で最も多いのは甲状腺がんで、新規症例の23%以上を占めることが明らかになった。
また、ベトナムでは新規症例が18万件を超え、がんによる死亡者数は12万人と報告されている。がんはベトナムにおける早期死亡の原因の第2位であり、心血管疾患に次ぐ主要な死因である。
ホーチミン市立腫瘍病院の診療件数は年々増加している。2022年には約63万8800件であった患者数が、2023年には前年比12.7%増の78万3000件となり、2024年には88万件に達する見込みである。
ホーチミン市保健局の副局長であるグエン・アイン・ズン准教授は、がんが医療システムにとって最大の課題の1つであると述べ、早期発見と予防の重要性を強調した。
ホーチミン市はがん予防と治療のための活動を強化する方針を掲げており、特に予防と早期発見の普及、医療技術の導入、医療デジタル化の推進といった分野に注力している。
また、ベトナムでは現在未導入の最新技術「陽子線治療システム」の導入に向けた研究が進行中であり、これが治療の質をさらに高めると期待されている。
専門家の提案によると、がん予防には健康的な食生活や運動習慣の改善が重要である。具体的には葉酸や抗酸化物質を多く含む食品の摂取、食塩の減少、週に1回の菜食、定期的な運動が効果的とされる。
ホーチミン市立腫瘍病院を中心とした医療現場では、がん患者の増加に対応するため、診療体制の強化と治療技術の向上が進められている。
ホーチミン市当局はがん対策を地域医療の最優先課題と位置付け、国際協力を活用しつつ、患者の生活の質を向上させるための取り組みをさらに推進していく方針である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。