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大晦日に1億ドンの指輪紛失、ダナンの埋立地で無事発見
〈写真:Nguoiquansat.vn〉
ベトナム中部のダナン市で旧正月(テト)の前夜、大掃除中に誤って捨てられたダイヤモンド付きの指輪がゴミ収集車によって運ばれるという騒動があった。
指輪の持ち主は収集車を追い、最終処分場まで向かい、ダナン都市環境株式会社の作業員らの協力を得て、総額1億ドン(約61万5000円)を超える貴重品を無事回収した。
ダナン都市環境社のヴォー・ミン・ドゥック社長によると、1月29日夜、同社の運搬部門の作業員が貴重品を紛失した市民の依頼を受け、捜索に協力した。
指輪の持ち主であるC.T.M.Hさんは大掃除の最中、娘が誤ってダイヤモンド付きの指輪を入れた袋をゴミと一緒に捨ててしまったことに気づいた。
慌てて収集状況を確認すると、自宅周辺のゴミはまずレータインギー圧縮ステーションへ運ばれ、その後コンテナでカインソン埋立地へ移送されていたことが判明した。
Hさんは急いでカインソン埋立地へ向かい、まだ廃棄物の処理が行われていないことを確認するとともに、環境作業員らの協力を得て、指輪が含まれている可能性が高いゴミの山を特定した。
作業員らは収集時間や場所の情報をもとに、圧縮されたゴミの塊を慎重に手作業で確認した。
大晦日の深夜、旧正月のカウントダウンが迫る中、ついに指輪が発見され、無事Hさんのもとへ戻った。
Hさんは支援に対する感謝の意を込め、発見に貢献したラム・ミン・ハイ氏をはじめ、ダナン都市環境社の運搬部門の作業員らに謝礼を贈った。
ドゥック社長によると、同社がこれまでにも市民の遺失物捜索を支援した例はあるが、大晦日にこれほど高額な貴重品が回収されたケースは極めて珍しいという。
ドゥック社長は「大晦日で通常業務の負担が大きい中、作業員たちは迅速かつ積極的に対応し、貴重品を無事回収した。この献身的な姿勢を称え、旧正月4日目の業務開始式で正式に表彰する予定である」と語った。
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