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Zaloが登録時等に課金を導入、ユーザーから賛否の声
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<写真:danviet.vn>
ベトナムのメッセージングアプリ「Zalo」が、新規アカウント登録やログイン時の認証コード取得に課金を導入したことが、ユーザーの間で議論を巻き起こしている。
一部のユーザーは「運営継続のためにはやむを得ない」と理解を示す一方で、「不透明な課金方法」として批判する声も少なくない。
報告によると、Zaloは新規アカウントの登録時、パスワードのリセット時、あるいは新しい端末へのアカウント移行時に、認証コード(OTP)を取得するためのSMS送信やコールセンターへの電話に対し、1000~5000ドン(約6~30円)の課金を行っている。
この措置について、一部のユーザーは理解を示している。ある利用者は「Zaloは長年無料で提供されてきたが、広告収益が難しくなっている今、運営を維持するために少額の課金は仕方がない」との見解を述べた。
また「サービスの品質が維持されるなら、少額の負担は許容範囲」とする意見もあった。
一方で、課金額が高すぎるとの指摘もある。あるユーザーは「認証コード送信には通信事業者への手数料が発生するが、5000ドン(約30円)は割高である」と不満を示した。
さらに「無料アプリと謳いながら、実際には課金を強要している」との批判も相次いでいる。
ある利用者は「端末を変更しただけで、ログインのために5000ドン(約30円)を払わなければならないのは納得できない」と述べた。
また「Zaloはメッセージの保存期間が短く、使い勝手が良いとは言えない。それにもかかわらず課金まで求めるのは理解しがたい」との声も上がっている。
課金の手続きに関しても、不透明さが指摘されている。
Zaloは認証コードを無料で送信する代わりに「システムが混雑しているため、自動送信できない」とのメッセージを表示し、有料のSMS送信や電話をユーザーに促しているという。
あるユーザーは「課金が必要なら明確に告知すべきであり、このような“巧妙な手法”でユーザーを誘導するのは不適切である」と批判した。
Zaloはベトナム国内で最も広く利用されているメッセージングアプリの1つであり、今回の課金導入がユーザーの動向にどのような影響を与えるのか、今後の展開が注目される。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。