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ホーチミンのメトロ2号線、2025年12月に着工

<写真:vietnam.vn>
ホーチミン市人民委員会は2025年からの10年間にわたり、総延長355kmに及ぶ都市鉄道網を整備する計画を発表した。
本計画は国会決議第188号に基づき、特別な制度および政策を適用することで、都市鉄道の発展を加速させるものである。
この取り組みによってメトロ2号線は2025年12月に着工される予定であり、それまでに政府開発援助(ODA)から公共投資への資金転換手続きが完了する見込みである。
本計画は関連法規の整備、資金調達、事業準備、TOD(公共交通指向型開発)モデルの導入を含む都市開発、技術移転と人材育成、資材および廃棄物の管理など、7つの主要分野に分類され、合計74の具体的なタスクが設定された。
これらの遂行にあたり、関係機関は本計画を政治的に重要な任務と位置づけ、責任ある協力体制の構築が求められている。
メトロ2号線以外の6路線についても、2025年から2027年にかけて用地取得が進められ、2027年以降に着工する計画である。
今後10年間の総投資額は約402億ドル(約6兆5601億円)に上る見込みであり、年間平均で40億ドル(約6023億円)の資金執行が必要とされる。
このため、都市鉄道管理委員会は2025年中に管理体制の再編を行う方針を示している。
さらに、ホーチミン市交通運輸局は鉄道網の発展に対応するため、2025年から2030年にかけて人材育成計画を実施するとともに、2050年までを見据えた制度設計を進める。
また、国営企業サムコ(SAMCO)には、鉄道産業の発展戦略の策定が命じられており、車両製造への投資誘致や、インフラの維持管理体制の整備が進められる。
加えて、都市鉄道沿線ではTODモデルを活用した都市再開発が推進され、駅周辺における土地利用の見直しや民間投資の誘致が進められる予定である。
このモデルによって最大77億9000万ドル(約1兆1731億円)の歳入が見込まれており、全体の資金需要の19.3%を補填する計画である。
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