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学生食の価格が急騰、物価高騰に困窮する若者

2025年04月08日(本日)07時00分 公開
学生食の価格が急騰、物価高騰に困窮する若者

〈写真:znews.vn〉

 

トゥードゥック市にある大学村では、かつて1万5000〜2万ドン(約85〜114円)で提供されていた学生向けの食事が、現在では平均して3万ドン(約171円)に達している。

 

この価格はホーチミン市のオフィス街で提供されるビジネスランチとほぼ同等であり、学生の生活費に大きな負担を与えている。

 

ベトナム国家大学ホーチミン市の校舎B周辺においても、現在の食事価格は一食あたり2万5000〜3万ドン(約142〜171円)が相場であり、かつて主流であった2万ドン(約114円)以下の「学生価格」の食事はほぼ姿を消した。

 

特に人気のコムタムにおいては、サイドメニューを加えると4万ドン(約228円)近くに達することもある。

 

経済・法律大学の学生であるリン氏は、インターンシップ先であるサラ都市区の飲食店の価格と比較し、学生街における価格の高さに驚きを示した。

 

冷房が完備された食堂でサービスが提供されるサラのランチが4万ドン(約228円)であるため、価格に見合った満足度という点で学生向け食堂は見劣りすると述べている。

 

加えて、「安くて美味しい」を売りにしていた学生向けの飲食店でも、近年の食材価格の高騰により相次いで値上げが行われている。

 

たとえば、人気店のコムガーは最近になって2万8000ドン(約159円)から3万ドン(約171円)に値上げされた。

 

学生の間では、食費が月々の仕送りの大半を占める状況が常態化している。

 

社会科学人文大学の学生であるザン氏は、学業の合間にアルバイトをしなければ生活が困難であると語る。

 

ザン氏は「昼食だけで月に200万ドン(約1万1373円)近くを費やしている」と述べ、限られた仕送りの中でやりくりする難しさを訴えている。

 

かつて1万8000ドン(約102円)でコムタムが食べられた時代を懐かしむ卒業生もおり、わずか数年で食費が倍増した現状に、多くの学生が戸惑いを隠せない状況である。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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