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基準1000倍超のメタノール、旅行先の酒で1人死亡
2025年04月11日(金)07時00分 公開

<写真:voh.com.vn>
ティエンザン省保健局は9日、ニントゥアン省で旅行中に摂取された果実酒から、基準値を大幅に上回るメタノールが検出され、8人が中毒症状を起こし、1人が死亡したことを発表した。
問題となったのは、ティエンザン省チャウタイン郡タンリー東村にある「Kha Thy有限責任会社」が製造したアルコール度数29%の果実酒「ソリ酒」である。
ホーチミン市公衆衛生研究所による検査により、この酒に含まれるメタノール量は許容基準の1073倍にあたる1073万571mg/Lに達していた。
また、同社製の40%もち米酒からも、基準の6092倍となるメタノールが検出された。
中毒被害を受けたのは、ティエンザン省タンフードン郡の人民裁判所職員ら8人であり、3月29日にニントゥアン省での旅行中に約500ml入りの果実酒を6本以上飲酒していた。
その後、消化不良や吐き気などの症状が現れ、帰路の途中で体調が急変した。
被害者らはロンアン省のカンゾック地域総合病院を経て、ホーチミン市のチョーライ病院へ搬送されたが、最年少の25歳男性は昏睡状態に陥り、翌日死亡した。
現在も1人がティエンザン省総合病院にて治療を受けており、他の6人は快方に向かい、すでに職場に復帰している。
メタノールは工業用溶剤として使用される極めて毒性の高い化学物質であり、体内に取り込まれるとホルムアルデヒドやギ酸に代謝され、神経系や臓器に深刻な障害を引き起こす。
中毒症状としては、混乱、呼吸困難、痙攣、昏睡のほか、死に至ることもある。
近年、ベトナム国内では類似のメタノール中毒事件が相次いでおり、酒類製造および流通に関する安全管理体制の再構築が強く求められている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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