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ホーチミン市とビンズオン省、新築マンション価格が上昇

2025年05月12日(本日)07時00分 公開
ホーチミン市とビンズオン省、新築マンション価格が上昇

<写真:cafef.vn>

 

2025年初頭、ホーチミン市および隣接するビンズオン省において、新築分譲マンションの価格が軒並み上昇している。

 

これは建設コストや資材価格の高騰に加え、中価格帯物件の供給不足が重なったことが主な要因とされる。

 

地場デベロッパー各社は2024年末に比べて10〜20%の価格引き上げを実施している。

 

ホーチミン市では、省轄市であるトゥードゥック市に位置するVinhomes Grand ParkのOrigamiおよびThe Beverly区画が10〜13.5%の値上がりを記録した。

 

その他にもThao Dien Greenでは2025年4月初旬に販売された最終分譲住戸が前年末比で23.8%の高騰となった。

 

東部エリアのEaton Parkでは、1㎡あたりの販売価格が1億6000万ドン(約89万7920円)に達し、前年末から15〜40%の値上げとなっている。

 

近く分譲が予定されているタワーA4では、予想価格が1㎡あたり1億9000万ドン(約106万6280円)を超える見通しである。

 

西部地区ではCeladon CityにおいてGamuda Landが200戸を1㎡あたり7000〜8000万ドン(約39万2840〜44万8960円)で販売しており、これは過去の販売価格に比べて15〜20%の上昇に相当する。

 

南部エリアではKhai Hoan Primeが1㎡あたり5500〜6000万ドン(約30万8660〜33万6720円)で販売されており、約10%の値上がりを示している。

 

同様の傾向はビンズオン省にも見られる。

 

トゥアンアン市のThe Emerald 68は、1㎡あたり6000万ドン(約33万6720円)での販売が予定されており、これは直近価格より15%高い水準である。

 

また、The Felixでは年初の販売価格が1㎡あたり4000万ドン(約22万4480円)と、前年末比で10%以上の上昇となった。

 

ディーアン市のTT Avioでも、2024年末の初回販売に比べて10%高の1㎡あたり3200万ドン(約17万9580円)に価格が改定された。

 

不動産コンサルティング会社Cushman & Wakefieldによると、ホーチミン市における2025年第1四半期の新築マンション平均価格は前年同期比で47%、前四半期比でも28%の上昇となり、平均価格は1㎡あたり1億2000万ドン(約67万3440円)に達した。

 

一方、Knight Frankの調査ではホーチミン市の平均価格は9200万ドン(約51万6300円)であり、前年末から12%の増加が確認されている。

 

DKRA Groupの分析によれば、30億〜40億ドン(約1683万6000〜2244万8000円)台の中価格帯マンションの供給不足が、全体的な価格上昇を引き起こしている。

 

ホーチミン市不動産協会(HoREA)は、土地価格や建設資材費の上昇に加え、一部デベロッパーが30〜40%の高い利益率を追求していることが価格上昇の背景にあると指摘している。

 

また、販売価格の上昇は開発にかかる総コスト全体の増加に起因しており、コスト構成には建設費や土地税、金利、仲介手数料、広告宣伝費など多岐にわたる要素が含まれるという。

 

専門家らは住宅価格の抑制には中価格帯物件の供給拡大が不可欠であり、あわせて行政手続きの簡素化や行政支援によるプロジェクト進行の迅速化が必要であると提言している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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