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ベトナムのゴルフ観光、日本人誘致を強化

<写真:tinnhanhchungkhoan.vn>
文化・スポーツ・観光省のホー・アン・フォン次官が、日本の国土交通省所管のシンクタンク「一般財団法人運輸総合研究所(JTTRI)」の宿利正史会長と会談を行った。
会談では両国間における観光促進のための協力体制強化を確認し、中でも「ゴルフ観光」を戦略的重点分野として位置づけ、日本市場の開拓に意欲を示した。
ベトナム国内には、国際基準を満たすゴルフ場が70カ所以上存在しており、その多くは日本による設計である。
豊かな自然景観と温暖な気候により、年間を通じて快適にプレー可能な環境が整っているため、ゴルフ観光の潜在力は極めて高いとされる。
同省は現在、日本をはじめ、韓国、台湾、東南アジア諸国といった消費意欲の高い観光客層を主なターゲットとし、観光商品の高付加価値化を進めている。
日本側も2030年までにベトナムからの訪日観光客を年間200万人に増やすことを目標に掲げており、両国間における相互送客と文化交流の推進に注力している。
2024年には日本からベトナムへの旅行者が70万人、ベトナムから日本への渡航者が60万人を超え、2025年第1四半期には対日旅行者数が前年同期比で26.3%増加した。
ゴルフ観光は1人あたりの平均消費額が高く、航空券を除いた5日間の滞在で約40万円に達するとされる。
また、訪問者のリピーター率が高い点も大きな特徴である。
現在、国内の旅行会社はゴルフ場を運営する企業と連携し、MICE(国際会議や報奨旅行など)との組み合わせによる戦略的な商品開発を進めている。
ベトナム政府は、2030年までの観光発展戦略においてゴルフ観光を重点分野に位置づけており、「アジアのゴルフ天国」としての地位を確立する方針を明確に打ち出している。
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