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アップルの不正取り締まり、ベトナムのアプリ9000本を削除

<写真:dantri.com.vn>
米アップルは2024年版のApp Store透明性報告書を発表し、同年に削除されたアプリの総数が8万2000本を超えたことを明らかにした。
その中でベトナム発のアプリは9664本に達し、過去3年間で最多となった。
削除数の多い国としては、中国の1万2900本、米国の1万1400本に次ぎ、ベトナムは世界第3位となっている。
削除の主要因は、開発者向けライセンス契約(DPLA)違反であり、中でもユーザー体験を損なう設計ガイドラインの違反や、不正行為が多数確認された。
不正の具体例としては、偽レビューや評価の操作、アプリ名による誤認誘導、価格・機能に関する誤解を招く表現などが挙げられている。
特に、ベトナム発のアプリのうち8747本が不正行為を理由に削除されている。
この数は同様の理由による削除数で中国の7003本やパキスタンの4270本を上回り、世界最多となった。
削除されたアプリのジャンルはユーティリティが2615本、ゲームが2388本、エンタメが1318本で多数を占めた。
専門家によれば、ベトナムのアプリ市場は近年急速に成長しており、開発数の増加に伴い、質の低いアプリの流通も目立つようになってきている。
2024年4月に発表されたSensor Towerの統計によれば、ベトナムはアプリダウンロード数において世界第3位の5億6000万件を記録した。
ベトナムには1000社以上のアプリ開発企業と10万人を超える関連従事者が存在する。
アップルは2021年の和解以降、アプリ開発者支援およびプラットフォームの透明性向上の一環として、毎年同報告書を公開している。
2024年の報告によれば、App Storeに登録されたアプリは196万本、登録開発者数は5170万人に達しており、年間のアクセス回数は8億回を超えているという。
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