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猥褻画像で借金取り立て、未来アセット元社員に実刑判決

<写真:dantri.com.vn>
ホーチミン市人民裁判所は18日、債務返済を強要する目的で顧客の顔写真を猥褻画像などに合成したとして、元金融会社社員のグエン・ゴック・タン被告(32)に対し、資産強要罪で懲役6年の実刑判決を言い渡した。
共犯とされる元チームリーダーのドー・チョン・ダット被告には懲役3年の判決が下された。
この事件には、旧未来アセット・ファイナンス社に所属していた元社員計12人も関与しており、それぞれ懲役2年9カ月の執行猶予付きから最長で2年10カ月の実刑判決が下された。
判決によれば、同社は韓国系の無担保融資企業であり、2年以上返済が滞っている債権の回収業務をタン被告らのチームに委託していた。
月に8000件を超える契約回収が求められ、業務の過重さから、被告らは違法な手段に訴えたとされる。
2022年10月以降、被告らは顧客やその家族の個人画像を不正に入手し、性的画像、葬儀写真、事故現場の写真などと合成して加工した。
これらをSNSに投稿することで、返済を迫った。対象となったのは借り手本人に限らず、その親族にも及んでいたという。
タン被告は画像編集を自ら行うほか、部下に指示して作成させた。ある夫婦に対しては、1300万ドン(約7万2200円)超の返済を強要した事例もある。
裁判所はタン被告がこうした手口で総額約3億9400万ドン(約218万8000円)を不当に得たと認定した。
被害者の1人であるチュオン氏は、約1600万ドン(約8万8800円)を借り入れ、うち1100万ドン(約6万1100円)を返済した後に支払い困難に陥った。
その後、妻が1億ドン(約55万5400円)の返済を強要されるなどの執拗な嫌がらせを受け、警察に通報したという。
裁判では被告らが反省の意を示し、減刑を求める姿勢を見せたが、裁判所は社会的影響の大きさを重く見て、実刑判決を下した。
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