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ベトナム料理最低評価39選、国内から反発の声多数

<写真:tuoitre.vn>
グルメ情報サイト「TasteAtlas」が発表した「ベトナムで評価の低い料理39選」が、ベトナム国内で大きな波紋となっている。
ランキングには伝統的なベトナム料理が多数含まれ、SNSを中心に多くの国民から異論や反発の声が上がった。
同サイトによれば、今回のランキングは7700件のレビューのうち、4940件の有効な評価をもとに作成された。
最も低い評価を受けた料理は「ティエット・カイン(動物の生血を固めた前菜)」であり、5点満点中2.6点という結果であった。
第2位には「チェー・ホア・カウ(緑豆のデザート)」がランクインしたが、これは「緑豆のチェー」と誤って紹介されており、評価は3.0点であった。
第3位には餅菓子の一種である「バイン・イット」が同じく3.0点で続いている。
この他にも「バイン・ガイ(黒糖餅)」「バイン・チュン・トゥー(月餅)」「ネム・チュア(発酵豚肉)」「バイン・チョイ(餅菓子)」など、地域に根付いた郷土料理や季節の伝統菓子が多数ランクインしている。
さらに「フォー・クオン(生春巻き風フォー)」「バイン・カン(タピオカスープ)」「カイン・チュア(酸味のあるスープ)」など、日常的に親しまれている料理も含まれている。
こうしたランキングに対し、国内SNSでは「どれも美味しい料理ばかり」「これはむしろベストフードのリストだ」といった肯定的な意見や、「ガー・ルオック(茹で鶏)」「ゴイ・ガー(鶏の和え物)」などの定番料理が低評価であることへの不満の声も多数見られた。
TasteAtlas側は本ランキングについて、「最終的な評価ではなく、各地域の料理に関心を持ってもらうことが目的」と説明しているが、食文化に対する理解や評価の差が浮き彫りになった結果となった。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。