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ベトナム航空大手2社、2025年7~9月期は減益傾向

2025年11月06日(本日)07時00分 公開
ベトナム航空大手2社、2025年7~9月期は減益傾向

<写真:cafef.vn>

 

ベトナムの主要航空会社であるベトナム航空とベトジェットは、2025年第3四半期において、いずれも純利益が前年同期比で減少した。

 

国営のベトナム航空は、同期の連結売上高が前年同期比12%増の3兆782億ドン(約179億8150万円)、売上総利益も30.4%増の3805億ドン(約22億2332万円)となり、収益面では順調な拡大を示した。

 

一方で、販売費や財務費用の増加が利益を圧迫し、営業利益は約12.8%減の8240億ドン(約48億1300万円)、純利益は15%減の7320億ドン(約42億7488万円)にとどまった。

 

ただし、1~9月期累計の純利益は7兆1740億ドン(約419億2180万円)であり、前年同期比14.5%の増加となっていることから、通期では回復基調にある。

 

同社は財務健全性の改善に向け、資産構造の見直しを進めている。

 

短期資産を大幅に増やした結果、短期負債との差額は年初の39兆8210億ドン(約2327億5420万円)から9月末には24兆640億ドン(約1402億3740万円)へと縮小した。

 

また、短期借入金と長期借入金はいずれも削減され、それぞれ約20.4%、26%の減少を記録した。

 

一方、民間のベトジェットは、第3四半期の連結売上高が前年比7%減の1兆6931億ドン(約62億4660万円)、純利益は約44%減の3200億ドン(約18億6880万円)と大幅な減益となった。

 

コスト構造に一定の改善は見られたものの、財務費用の増加が業績の足かせとなった。

 

ただし、1~9月期の累計純利益は1兆6140億ドン(約62億5390万円)となり、前年同期比で14.9%増加しており、通期では堅調な収益を維持している。

 

同社は資産規模の拡大を進めており、長期資産が15兆ドン(約876億円)以上増加した。

 

その一方で、資金調達のために長期借入も増加しており、主に社債の発行を通じたものとなっている。

 

さらに、HDBankからの短期借入も拡大し、9月末時点の短期借入残高は19兆560億ドン(約1110億7280万円)に達している。

 

両社とも全体的には回復の兆しを見せているが、販売費や財務費用の増加、そして資金調達戦略の違いが収益性に影響を与えており、それぞれの経営判断が今後の業績に大きな影響を及ぼすことが予想される。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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